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[プレミアリーグ参入戦]「献身」でまとまった大分U-18が3発勝利、大興奮のプレミア初昇格!

ゲキサカ / 2014年12月16日 10時37分

[プレミアリーグ参入戦]「献身」でまとまった大分U-18が3発勝利、大興奮のプレミア初昇格!

[12.15 プレミアリーグ参入戦2回戦 米子北高 1-3 大分U-18 広島一球]

 15日、高円宮杯U-18サッカーリーグ2014 プレミアリーグ参入戦2回戦が行われ、プリンスリーグ九州優勝の大分トリニータU-18(大分)がU-19日本代表MF坂井大将(3年)の2ゴールとCB佐藤昂洋主将(3年)のゴールによって米子北高(中国2、鳥取)に3-1で勝利。初のプレミアリーグ昇格を決めた。

 昇格を決めた大分の興奮の度合いは、過去参入戦を突破したどのチームよりも凄まじかった。昇格記念のボードを何度も、何度も掲げると、肩を組んで歌声を広島の空へ響かせる。サポーターから渡された「本日の主役」のタスキをチームメートに促されてかけた佐藤主将、そして坂井とMF姫野宥弥(3年)のトップ昇格トリオをはじめ、この試合がユースチームでのラストゲームとなった3年生、また普段から元気のいいという2年生や控えの1年生たちも笑顔、笑顔、笑顔。就任2年目でプレミアリーグへ導いた山崎哲也監督を胴上げすると、「本日の主役」のタスキを強引に山崎監督にかけてまた笑顔を弾けさせていた。

 指揮官は止まらない雄叫びを上げる選手たちに微笑みながら「去年(参入戦で敗退して)悔しい思いをしているので。今年のクラブユースも、Jユースも自分たちが設定した目標設定にあと一歩のところで到達できなかった。何としても昇格だけはしようということでみんなの気持ちが入って、この騒ぎだと思う」。個々のスキルの高さに加えてハイレベルのポゼッションなど技術の高さ光る大分だが、山崎監督の下で取り組んできたテーマは「献身」。「試合中に走る質だったり、献身的にというところをテーマに上げていた。だから人のカバーをやるとかみんながチームのために走っている。だからチームもまとまったのかなと思う」と語った坂井は、「全体的にうるさいやつばかり。みんなが同じ方向向いているし、今年のチームは。だから、みんなでああやって喜べると思う。チームのまとまりを表現できたのかなと思います」と「献身」が生んだチームのまとまりの良さを強調していた。

 大分は理想に近い試合内容で堅守・米子北を破った。序盤からボールを支配して攻める大分に対し、米子北はロングボールを初戦ハットトリックのエースFW定本佳樹(3年)やFW谷口喬亮(2年)に当てて攻め返す。24分には右CKをCB嶋田遼允(2年)が頭で合わせて大分ゴールを脅かした。一方、大分はサイドまでボールを運ぶと、果敢な仕掛けを連発していた左MF宮地裕二郎(2年)や山崎誠也、甲斐慎也(ともに3年)の両SBがクロスまで持ち込み、CKを獲得していたが、サポートの少なかった注目MF坂井がなかなかボールに絡むことができず。シュートまで持ち込むことができていなかった。

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