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[横山杯]仲間たちに示したトップチームの「基準」、来季の日本一狙う市立船橋が完勝V!

ゲキサカ / 2014年12月30日 7時21分

[横山杯]仲間たちに示したトップチームの「基準」、来季の日本一狙う市立船橋が完勝V!

[12.29 横山杯ファイナルマッチ 埼玉栄高 0-3 市立船橋高 矢田部サッカー場A面]

 「横山杯 第15回全国ユース招待サッカー大会」1st Divisionは29日午後、矢田部サッカー場A面(茨城)で決勝を行い、市立船橋高(千葉)が3-0で埼玉栄高(埼玉)に快勝。06年以来3度目の優勝を飾った市立船橋は副賞のフランス遠征の権利を獲得した。なお、大会MVPには市立船橋のMF椎橋慧也主将が選出された。

 このファイナルゲーム、市立船橋は横山杯の他のカテゴリーの大会に出場していた全部員が会場に集結し、ピッチサイドから試合を見つめていた。その中、現時点での市立船橋のトップチームに当たる11人が、トップチームの「基準」を見せつける。「自分たちがトップチームでやっている以上、『基準』を見せつけて、みんなでの競争を高めていかなければならない」と語った主将の椎橋は「きょうはみんな気合入っていて本当に良かったです」と球際、攻守の切り替えの部分で負けないことなど「基準」を仲間たちに示して快勝したことを喜んだ。そして朝岡隆蔵監督は「今年(15年)はセカンドをどう上げて行くかがカギ。(彼らが)『基準』をどう感じたか。食らいついて欲しいですね」とサブ組の選手たちの奮起を期待していた。

 ファイナルゲームは市立船橋が3-4-3、埼玉栄が4-2-3-1システムでスタートした。決勝リーグを3試合連続無失点で勝ち上がってきた市立船橋はGK寺尾凌。3バックは杉岡大暉を中央に右が喜岡佳太、左が白井達也、中盤は椎橋と古屋誠志郎のダブルボランチで右が永藤歩、左が工藤友暉。3トップは右から太田貴也、高宇洋、西羽拓が並んだ。

 一方、予選リーグで市立船橋を4-1で下している埼玉栄は「幸先のいいスタートが切れている。私も思っていなかった」という稲垣忠司監督の予想を上回る戦いぶりで“決勝”進出。先発はGKが小山隼、4バックは右から塩川尚輝、山口泰生、和氣一真、飯田勇吹。中盤は蔵川慎吾と斉藤陽平のダブルボランチでトップ下が石井勇太郎。右が貫井拓弥、左がU-17日本代表の高橋利樹、1トップは森山虎太郎が入った。

 前半4分に相手の背後を突いた埼玉栄・高橋が右足ループシュートを放ったものの、その後は市立船橋が試合を支配した。雨中でもボールコントロールがほとんど乱れずハイクオリティーなゲームを展開。それを可能にさせたのは椎橋と古屋の2人を筆頭に球際の激しさ、ボールへの執着心を見せ、個々がハードワークで埼玉栄に差をつけた市立船橋の姿勢だった。

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