[横山杯]“市船らしさ”体現したMF古屋、MVP級の動きで優勝貢献
ゲキサカ / 2014年12月30日 8時1分
[12.29 横山杯ファイナルマッチ 埼玉栄高 0-3 市立船橋高 矢田部サッカー場A面]
派手なプレーをした訳ではない。それでも存在感は際立っていた。市立船橋高の横山杯優勝の陰の立て役者はMF古屋誠志郎だ。「マッチアップする相手には絶対に負けたくないし、そこで自分が先に触ればゲームも自分たちのペースで握れると思う。球際とかも市船のコンセプトにあるんで、そういうところでは絶対に負けたくなかったですね」。身長は160cmほどと小柄。だが、相手が誰であろうと、球際で負けず、そして抜群の運動量を発揮していた古屋は“市船らしさ”の象徴とも言える存在だった。
今年はプレミアリーグの三菱養和SCユース戦でハットトリックを達成し、流通経済大柏高とのライバル対決でもゴールを奪うなど試合を決める仕事もできる。今大会では中盤での鮮やかなターンでDFを置き去りにし、中盤からの飛び出しでゴールを奪うシーンもあった。瞬時に魅せる技巧はさすが。ただ、「チームが勝つために自分が何をするかが大事だと思うので、チームが勝つために自分ができることを一生懸命やる」というMFはまず何よりもチームのために自身を削り、その献身性でチームを支え、試合の流れを引き寄せている。
代えのきかないほどのプレーを見せている古屋と椎橋慧也のダブルボランチ。2人はともに地元船橋市の八木が谷中出身だ。「守備の意識の高さとかゴール前で絶対にやらせないとか魅力を感じていた」という古屋は地元の名門に憧れ、進学を決めた。2年前の全国中学校大会でベスト8まで勝ち上がっているものの、朝岡隆蔵監督は「あの2人が特別上手かった訳ではないです。でも入ってきた時からチャレンジャーだった」と説明する。入学時は、クラブチーム出身者に個で劣っていたという。ただ高い意識でその差を埋め、下級生からチームに欠かせない存在へと成長を遂げた。ただ、満足することは決してない。これからもチームのために、“市船らしさ”を体現し続ける。
(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
横山杯 第15回全国ユース招待サッカー大会特設ページ
横山杯大会公式ページ
※別サイトへ移動します。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
前半2発で流れを引き寄せた青森山田セカンドが終盤怒濤の反撃見せた仙台ユースを下し、3連覇達成!
ゲキサカ / 2024年11月24日 21時19分
-
高校名門でも…県予選敗退の屈辱「これが選手権」 “強豪復活”懸けて挑む「3年ぶりの決勝」
FOOTBALL ZONE / 2024年11月8日 8時30分
-
プロ内定逸材が感銘…出会った47歳が「最高のお手本」 “現役最後の日”に果たした名門校撃破
FOOTBALL ZONE / 2024年11月8日 7時30分
-
日体大柏がPK戦で市立船橋を撃破!“2強”の一角を今年も切り崩し、3年連続の千葉決勝進出!
ゲキサカ / 2024年11月8日 3時56分
-
[MOM4894]日体大柏GK早川ウワブライト(3年)_水戸内定GKがPK戦で2本ストップ。“高校選抜GK対決”を制す
ゲキサカ / 2024年11月3日 23時36分
ランキング
-
1ソフトバンク育成1位の日本学園・古川が入団辞退「決心がつかず…」
スポニチアネックス / 2024年12月3日 13時2分
-
2佐々木朗希にあるか?それでも“新たな悪の帝国”ドジャースに行く覚悟…密約疑惑に裏技連発でバッシング不可避
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年12月3日 11時32分
-
3天才ソト獲りへ急浮上した球団 「最も高額なオファー」を可能にした“大谷翔平資金”
Full-Count / 2024年12月3日 9時38分
-
4《FA大型補強に向け札束攻勢》阿部・巨人の“FA欲しい欲しい病”再発を懸念するOBたち「若い芽を摘む」「ビジョンが見えない」
NEWSポストセブン / 2024年12月3日 7時15分
-
5野球殿堂が候補者発表 イチロー氏、上原浩治氏、阿部慎之助氏、福浦和也氏 エキスパート部門は岡田氏ら
スポニチアネックス / 2024年12月3日 15時2分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください