[選手権]後半5分間での逆転劇!岐阜工が香川西を下し2回戦へ!!
ゲキサカ / 2014年12月31日 20時12分
[12.31 全国高校選手権1回戦 岐阜工高 2-1 香川西高 味フィ西]
第93回全国高校サッカー選手権1回戦が31日に行われた。味の素フィールド西が丘の第2試合では、「練習試合で4回対戦している」(清本勝政監督)という顔なじみの両軍が激突。互いの長所を知り尽くした同士の一戦は、FW松田将太(3年)が前半に先制するも、後半に入りFW永田薫(3年)とMF立花稜也(3年)のゴールで岐阜工高(岐阜)が逆転。2-1で香川西高(香川)を下して初戦突破を決めた。
互いに様子を見てくると思われた試合は、前半早いうちにスコアが動く。先制したのは、過去4試合で「ずっとやられている」(大浦恭敬監督)という香川西だった。16分、右のSHに入ったキャプテン、FW藤岡航世(3年)のグラウンダーのクロスから、FW蓮井翔(2年)が松田へとつなぐと、最後は右足で押し込んだ。「いいスピードで入ってきて潰れてくれた」。大浦監督は、ニアサイドで潰れ役になってゴールをお膳立てした蓮井に賛辞を贈った。
県大会5試合をすべて完封で勝ち抜いた岐阜工は思わぬ失点を喫したが、「とりあえず前半を0-1で折り返してくれれば、何とかハーフタイムで修正しようと思っていた」と早い時間での失点だったため、指揮官の想定内だった。チームのストロングポイントのひとつであるヘディングで、MF永田泰弘(3年)やMF花井俊介(3年)がゴールを狙ったが無得点のまま最初の40分は過ぎた。
「このまま終わったら絶対に悔いが残るはずだから、きちっと気持ちを込めて、とりあえず1点を取りに行こう」。ハームタイム、監督に檄を飛ばされた岐阜工は後半、積極的に打って出る。12分のMF立花稜也(3年)のミドルシュートはクロスバーに嫌われてしまったが、その1分後にはMF熊谷利紀(2年)の左CKを永田薫がファーサイドでヘディングで捉え、試合を振り出しに戻す。
なおも岐阜工の勢いは止まらない。同点から5分後の後半18分、途中出場のMF安田善裕(3年)がスピードで右サイドを切り裂き、クロスを上げると、立花がヘディングで合わせる。一度はGK樫根成生人(2年)が好反応でしのいだが、そのこぼれ球を立花自らが押し込み逆転。わずか5分間での逆転劇を、「あの10分くらいの間だけ集中力を欠いた」と香川西の大浦監督は嘆いた。
1点のリードを許した香川西は、有効な交代策を講じることができない。「それまでずっと悪かった松田が点を入れた。ちょうど松田を代えようと思っていたが、逆に代えづらくなった」(大浦監督)。結局、交代枠は1つしか活用することができなかった。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
鹿島がルヴァン杯初戦でJ3最下位・八戸に大苦戦…最後は10人の延長戦で逆転勝利!!
ゲキサカ / 2024年4月17日 21時11分
-
J3八戸ジャイアントキリングならず J1鹿島が先制点献上、退場の劣勢も延長戦で意地の逆転勝利
FOOTBALL ZONE / 2024年4月17日 21時8分
-
香川真司vs水野晃樹の対戦も!! C大阪はV・ブエノ弾で岩手に勝利、ルヴァン杯3回戦進出
ゲキサカ / 2024年4月17日 19時55分
-
帝京の前に立ちはだかった“矢板の壁”。攻撃力も発揮の矢板中央がプリンス関東1部開幕戦を4-2で制す
ゲキサカ / 2024年4月9日 11時7分
-
藤枝vs熊本 試合記録
ゲキサカ / 2024年3月25日 18時10分
ランキング
-
1最新データで発覚…大谷翔平176号は「誰も動いてない」 明かされた驚愕の「30/30」
Full-Count / 2024年4月23日 17時3分
-
2大谷翔平がMLB日本人通算HR記録を更新 それでも超えられない「ゴジラ松井」という高い壁
NEWSポストセブン / 2024年4月23日 17時30分
-
3《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン / 2024年4月23日 7時20分
-
4レイカーズ 敵地で最大20点リードも大逆転負け…対ナゲッツ10連敗でPO1回戦0勝2敗 八村は3得点
スポニチアネックス / 2024年4月23日 13時39分
-
5【F1】角田裕毅〝謎の大不振〟の理由をマルコ博士がズバリ指摘「最善の決断ではなかった」
東スポWEB / 2024年4月21日 13時48分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください