[MOM1273]日大藤沢MF田場ディエゴ(3年)_後半に水を得たディエゴが輝きを放つ

ゲキサカ / 2014年12月31日 22時29分

[MOM1273]日大藤沢MF田場ディエゴ(3年)_後半に水を得たディエゴが輝きを放つ

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]

[12.31 全国高校選手権1回戦 日大藤沢高 2-2(PK4-3) 徳島市立高 ニッパ球]

 前半のパフォーマンスは、褒められたものではなかった。右SHで先発出場したMF田場ディエゴ(3年)は、ドリブルで仕掛けては徳島市立高の選手にボールを奪われて、逆にチームが速攻を受けるピンチを招いていた。「10番は、ハーフタイムで交代させられるのではないか」。記者席では、そんな声も聞かれていたが、後半に入ると田場は見違えるプレーを見せた。

「FC湘南ジュニアユースのときからチームメイトで、一番特徴をわかってくれている」と田場が言うMF栗林大地(3年)が右SHに入ったこと。それに伴い、自身のポジションが本来のトップ下に変わったことが大きかった。1-1で迎えた後半25分には、その栗林からのパスを受けると、ドリブルでPA内に侵入。相手GKの股下を射抜くシュートを決めて、試合をひっくり返して見せた。

 その変化について{佐藤輝勝}}監督も「トップ下が一番いいのは分かっていました。まさに水を得た魚のようでしたね」と評したが、それを伝え聞いた田場自身も「魚でした」と笑う。さらに、ペルー人の両親を持つ田場は、前半のプレーについて「何が何でも、チームを勝たせたいという思いで、自分で何とかしなければいけないと思い過ぎてしまいました。前半は、以前の周囲を使えない自分に戻ってしまった感じでした」と反省する。

 また、公式戦では実に5か月ぶりとなる先発出場だったことも、影響していたようだ。「とにかく先発が嬉しかった。入場して整列したとき、集合写真のときは、ちょっと泣きそうなくらいでした」と言うが、試合が始まると、得意のドリブルが通用しない難しさも感じた。「いつもは相手が疲れている状態でピッチに入っているけど、『疲れていないと、これくらい付いて来られてしまうんだ』っていうのは、発見でした。2回戦、3回戦では、そのあたりも工夫したいと思います」と、1回戦での経験を次につなげることを誓う。

 チームが田場のゴールを守り切れていれば、ミックスゾーンでは誰よりも囲まれていただろう。しかし、この日は同点に追い付かれ、PK戦で逆転勝利の立役者となったGK小菅陸(2年)が最も大きな輪の中心にいた。「守り切れなかったのはチームの課題ですけど、本当に良く止めてくれたし、感謝しています」と、小菅に感謝する田場は「自分はこの先、できれば準決勝や決勝でヒーローになりたいですね」と、更なる大舞台で活躍する自身の姿を思い描いていた。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)
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