[MOM1277]高川学園MF伊石祐也(1年)_天性の感覚が生んだ先制弾
ゲキサカ / 2014年12月31日 23時30分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.31 全国高校選手権1回戦 都市大塩尻 1-2 高川学園 ニッパ球]
あっという間のゴールだった。PK戦までもつれ込んだ第1試合に日大藤沢高が勝利。その余韻の残る中、佐藤輝勝監督が、インタビューを受けている際中に、スタンドから大歓声が起きた。歓声を起こしたのは、高川学園高の1年生MF伊石祐也だった。
自陣からのロングボールを、FW梅田魁人(2年)がヘッドで落とし、転がったボールをゴールに蹴り込んだ。「梅田魁人くんから良いボールが来たので、あとは決めるだけだった。そこを決められて良かったです。常に梅田魁人くんが競ったら(最終ラインの)後ろにボールが来ると思って動いているので、決まって良かったです。シュートも狙ったコースに行きました」と、伊石は喜ぶ。
総部員数67名のチームで、1年生ながら先発したのは、MF水本和弘と2人だけ。今年からチームの指揮を執っている江本孝監督は、「非常にズル賢い選手。ああいうところの嗅覚に優れているし、春先の段階から『アイツは使わないといけない』と思った」と、その能力を高く評価する。
「高校に入った時は、守備が全然できなくて。いっぱい怒られましたけど、教えてもらって日に日にできるようになりました。中学校のときは、攻撃面を伸ばしましたが、高校に入ってからは守備を指導してもらって。まだまだですけど、良かったです」と、監督の指導に感謝する伊石は、キックオフからわずか4分で先発起用に応えた。
得点感覚は、天性のものだと自認している。「常に『ボールはここに来るな』と予測して動いています。小学校の頃から、いつもボールが自分の前に来て、気づいたら点が取れているんですよね」と、ゴールを挙げる秘訣は説明できないと頭を掻く。
それでも、緊張せずに試合に臨むことができたのは、先輩たちのおかげと強調した。「先輩たちが、いつも『緊張するな』と声を掛けてくれるので、気が楽になって試合に臨めます」と言い、「出られない2、3年生もいるので、この大会で返していきたい。3年生は負けたら最後なので、3年生の悔いの残らないように、勝って優勝したいです」と、はっきりと言い切った。
(写真協力『高校サッカー年鑑』)
▼関連リンク【特設】高校選手権2014
連載:高校マン・オブ・ザ・マッチ2014
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
[MOM985]明治大MF林晴己(3年)_恩師の前で決めた“首位浮上弾”
ゲキサカ / 2024年9月25日 21時41分
-
[MOM4839]広島県MF原湊士(広島ユース、1年)_“ヌルヌルしたドリブル”で攻略し、1G1A。復調の10番が国スポでの活躍、優勝を目指す
ゲキサカ / 2024年9月23日 7時13分
-
[MOM4836]埼玉県DF熊田佳斗(大宮U15、中3)_19歳でのロス五輪出場は絶対目標。中学生DFが国スポで高校生相手に躍動、圧巻ヘッドも
ゲキサカ / 2024年9月22日 0時26分
-
[関東ROOKIE LEAGUE]優秀選手:静岡学園MF泉新「静学の目玉になるような選手になりたいです」
ゲキサカ / 2024年9月11日 20時37分
-
U-15日本代表候補の技巧派レフティMF大石櫂が失わない力や展開力発揮。浜松開誠館で積み重ね、“もっといい選手”“欠かせない選手”へ
ゲキサカ / 2024年9月5日 20時8分
ランキング
-
1《モイネロの巻》サファテに可愛がられた森唯斗に世話を焼かれ…「日本語はかなりしゃべれる」【ホークス一筋37年 元名物広報が見た「鷹の真実」】
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月26日 17時0分
-
2新庄監督、来季続投は「ビジョン浮かんでこない」 まずは下克上での日本一へ全力
Full-Count / 2024年9月26日 22時9分
-
3開幕2軍に失望「野球辞めます」 指揮官と向かった夜のゴルフ場「やってられねぇ」
Full-Count / 2024年9月27日 6時50分
-
4大谷退団のエ軍、屈辱の新記録「96」 史上最弱球団に3連敗…番記者も嘆き「酷い」
Full-Count / 2024年9月27日 7時43分
-
5「物議を醸すかもしれないけど、日本人は我々より優れている」 絶賛する元巨人助っ人の体験談、東京Dは「最高。愛を示してくれるのさ」
THE ANSWER / 2024年9月27日 7時13分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください