[コパ・デル・レイ]F・トーレスが8強へ導く2発…アトレティコが2戦合計4-2でレアル下す

[1.15 コパ・デル・レイ5回戦第2戦 R・マドリー2-2A・マドリー]

　コパ・デル・レイ5回戦(ベスト16)第2戦が15日に行われ、レアル・マドリーがアトレティコ・マドリーをホームに迎えるマドリードダービーが行われた。前半を1-1で折り返した試合は、後半も1点ずつを奪い合い2-2の引き分けに終わった。この結果、第1戦を2-0で勝利していたアトレティコが2戦合計4-2としてベスト8進出を決めた。

　7日に行われた第1戦でアトレティコが2-0の勝利を収めたため、レアルがベスト8に勝ち上がるためには3点差以上の勝利が必要だったが、スコアを動かしたのはアトレティコだった。前半1分、カウンターを発動させると左サイドを抜け出したFWアントワーヌ・グリエーズマンのパスをFWフェルナンド・トーレスが左足で蹴り込んで、いきなり先制に成功した。

　しかし、レアルは前半20分にMFトニ・クロースのFKからDFセルヒオ・ラモスがヘッドで叩き込んで試合を振り出しに戻す。その後も猛攻を仕掛け、同24分にはゴール前のこぼれ球をFWクリスティアーノ・ロナウドが狙うも、MFマリオ・スアレスにブロックされた。前半のシュート数がアトレティコの3本に対し、21本とゴールを脅かし続けたレアルだったが勝ち越しゴールを奪えないまま前半終了のホイッスルが吹かれた。

　すると、後半開始早々に再びアトレティコがレアルゴールを陥れる。後半1分、S・ラモスのパスをカットしたグリエーズマンがボールを運び、PA内に侵入したF・トーレスへパス。ボールを受けたF・トーレスはワンフェイントでDFペペをかわし、右足でネットを揺らしてスコアを2-1とした。

　後半9分、DFマルセロのスルーパスから抜け出したFWガレス・ベイルのクロスをC・ロナウドがヘッドで決めて、レアルが再び同点に追い付くが、勝ち上がるためには、あと3点が必要という試合前の状況は変わらない。

　その後はF・トーレスとグリエーズマンをベンチに下げてより守備に重心を置いたアトレティコがゴールを守り抜き、試合は2-2の引き分けに終わった。2戦合計4-2としてベスト8進出を決めたアトレティコは、準々決勝でバルセロナ対エルチェの勝者と対戦する。

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