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前主将からのエール胸に、F東京U-18CB渡辺は“強い主将”目指す

ゲキサカ / 2015年2月2日 19時25分

前主将からのエール胸に、F東京U-18CB渡辺は“強い主将”目指す

[2.1 東京都クラブユースU-17選手権 F東京U-18 3-2 横河武蔵野FCユース 武蔵野苑多目的]

 今年、高円宮杯プレミアリーグEASTに4年ぶりに復帰するFC東京U-18。新主将を務めるCB渡辺拓也(2年)にとって横河武蔵野FCユース戦は、仲間に救われる形の試合となった。前半16分に最終ラインで不用意にボールを持ちすぎたところを突っかけられて失い、失点。ミスの後は責任を感じすぎてしまったか、声が出ず、慌ててしまうようなシーンもあった。ただ、「キャプテンは決まっているけれど、みんながキャプテンだと思っている。拓也が下向いたらみんな下向くので励ます声を出した」とFW西元類(2年)が語ったように仲間の支えもあって奮起。後半、渡辺は相手の突破やロングボールを身体を張って阻み、42分にFW佐藤亮(2年)が決めた決勝点の場面ではチームメートとともに満面の笑みで喜んだ。

 昨年の主将、CB大西拓真とは寮で同部屋だった。強いリーダーシップでチームを全国上位、そしてプレミアリーグ復帰へ導いた大西の近くで、主将としての在り方を見てきた。スタイルは違う。“闘将”と言えるほどの気迫と厳しい声、味方を鼓舞するプレーで存在感のあった大西に対し、渡辺は「あまりキツイこと言うのは得意じゃない。プレーで引っ張ろうとしていますが、できない時は周りに頼るという部分が多い」という。それでも「拓真君が卒業するとき、ボクが強くならないとチームがまとまらない、と言われたので意識しています」と精神的により強くならなければならないと感じている。

 この日は自身のミスで逆にチームがまとまった。だが、同じようなミスは繰り返さない。課題のビルドアップを改善して、この日前半からPAでの制空権を支配していた得意のヘッド、1対1の強さをより磨く。そして、隣のグラウンドでトップチームが練習している姿を指さして「こっちのグラウンドでプロとしてやりたい」と目標を宣言。チームを強くするために精神的にタフでプレーでも引っ張る主将になる。

(取材・文 吉田太郎)

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