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前回王者の鹿児島実は4位も充実の九州新人戦に

ゲキサカ / 2015年2月18日 7時11分

前回王者の鹿児島実は4位も充実の九州新人戦に

[2.16 九州新人大会3位決定戦 東福岡高 4-0 鹿児島実高 西原町民陸上競技場]

 連覇を狙った鹿児島実高は前日の準決勝で、優勝した大津高に1-2で逆転負け。それでも同点で迎えた終盤にポスト直撃のシュートなどで押し込み続けていた展開に森下和哉監督は「(今冬繰り返し練習試合で戦い)2か月間一度も勝ったことのなかった相手に互角のサッカーができたのは大きい。サッカー的に苦しめられた」と手応え。今回は勝負強さを欠いてしまったものの、ボールを失ったその場から人数をかけてボールを奪い返しに行くドルトムント流のゲーゲンプレッシングが、鹿児島実のスタイルとしてしっかりと確立されている。

 エースFW玉城敦也(2年)や主将のCB山田正稔(2年)らが欠場した東福岡高戦はMF山口侑晟(2年)らの奮闘も0-4で落としたが、大会を通じては前向きな内容。「1個上は剛。今年は柔」(森下監督)というチームは玉城やMF渡邊大地(2年)、左SB和田鉄男(2年)をはじめスキル、判断力の高い選手が揃い、新人戦九州制覇、全国高校総体8強へ進出したチームよりもグループ、チームでボールを動かしてサッカーをすることができる。そして失ったボールを高い位置で奪い返してゴールへなだれ込む鹿実スタイルも随所で発揮した。攻守にミスもあったが、指揮官は「ミスを怖れてやらなかったら先はない。今やっているサッカーをやり続ければ、ブレないものが出て来る」と期待。冬場何度も挑戦してきた大津との差を埋めたチームは夏までにライバルを上回る。

 昨年、東福岡が全国高校総体で九州勢として10年ぶりに優勝したことは刺激になっている。九州勢と凌ぎを削りながら、個を育て、成長を遂げること。森下監督は「切磋琢磨してやっていくしかない。個性を持ち出したチームをつくらなければ九州らしさが消えちゃう」。九州のレベルをより引き上げるために、昨年復活への一歩を刻んだ鹿児島実は個とチームをより磨いて全国の頂点を目指した1年を送る。

[写真]鹿児島実は4位も収穫多い大会に。山口は3位決定戦でアピール

(取材・文 吉田太郎)

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