「日本人の技術」で世界に勝負!MF渡辺柊斗とMF渡邊凌磨が“日本代表”として「NIKE MOST WANTEDグローバル ファイナル」へ
ゲキサカ / 2015年2月22日 8時5分
世界に挑戦する“日本代表”2名が決まった。世界で戦える若き才能を発掘する世界的なスカウトプロジェクト、「NIKE MOST WANTED」は21日、横浜みなとみらいスポーツパーク(神奈川)で国内最終セレクションの「ジャパンファイナル」を行い、勝者としてMF渡辺柊斗(東海学園高)とMF渡邊凌磨(前橋育英高)を選出。2選手は今年5月初旬にイングランド代表の本拠地あるセント・ジョージズ・パーク(イギリス)で開催される「NIKE MOST WANTEDグローバル ファイナル」へ参加し、セント・ジョージズ・パークでの約6か月間のエリートトレーニングや欧州プロのスカウトの機会を得られる「ナイキアカデミー」入りをかけて、世界約50か国からスカウトされた才能たちと実力を競い合う。
日本人は日本人の武器で勝負――。今回、ヘッドスカウトとして選考を担当した元日本代表DF名良橋晃氏は「彼らは結果も出しましたし、引き出しというか、アイディアが凄く多彩だったので、そういう意味でも世界でも勝負できる2人じゃないか。日本人の良さを出してくれると思う。アジリティ性、動き出しの良さが日本人の特長でありますので、そういうところで勝負してもらいたい。(今回のセレクションでは)強さ、高さという武器を持った選手もいたんですけど、向こうの選手と戦うにはまだまだ勝てないというところもあった。それよりも『日本人の技術出せます』という選手の方が勝負できると考えました」と選出理由を説明した。
セレクションは1次セレクション参加47人を25人にまで絞って行われた最終セレクション含めて僅差の戦いとなった。まず1次セレクションではパス&コントロール、ポゼッション、アタック&ディフェンスといったメニューを行い、その後4チームに分かれての11対11(20分×4本)を実施。DF小川明(履正社高)が1対1での強さを発揮し、DF河野哲志(修徳高)がスライディングタックル一発で突破を阻止、またMF関戸裕希(前橋育英高)が果敢なチャレンジを見せるなど、それぞれがアピールしていく。2本目にはMF和田幸之佑(久御山高)が右クロスのこぼれ球を右足で鮮やかにゴールへ突き刺し、3本目では関戸が約40mのロングシュートを決める。また4本目にはFW鈴木英記(伊勢崎商高)が左足ループシュートでゴールネットを揺らし、渡辺柊やMF阿部貴憲((無所属、元SVザントハウゼン)もゴール。4本のゲームを終えた後に最終セレクションへ進む25名が発表された。
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