「自分の特長が出て良かった」U-17日本代表の左SB舩木が高精度クロスで先制点演出
ゲキサカ / 2015年3月20日 7時4分
[3.19 サニックス杯予選リーグ第2節 U-17日本代表 5-0 杭州緑城ユース グローバルアリーナ]
U-17日本代表の内山篤監督が「素晴らしいですね」と讃えた高精度クロス。左SB舩木翔(C大阪U-18)が持ち味を発揮してU-17日本代表の勝利に貢献した。
「最初は緊張していた」という舩木だが前半15分、持ち味のオーバーラップと正確な左足クロスでFW崎村祐丞(福岡U-18)の先制点を演出する。「高い位置取った時に中見たらフリーやった。クロス上げて得点入ればいいと思って蹴ったら、決めてくれてよかった。自分はあまり守備得意じゃないので、前でどんどん攻撃に絡んでいった方が自分の特長が出ると思う。自分の特長が出て良かった」。DFとGKの間に放り込まれたクロスボールを崎村が1タッチで沈めて先制点。それまでチャンスをつくれず、やや重かった序盤の空気は一本のキックから生まれたゴールによって打破された。
舩木はU-15のクラブユース“オールスター戦”メニコンカップメンバーや大阪府国体選抜などに選出されてきたが、今回が年代別日本代表初招集。「その選手のいいところを聞いて、その選手をどう活かすか考えることが自分のプラスになっている。自分の武器を活かすことによって上の代表に行けると思う。自分の武器を出して行きたい。運動量を活かしてオーバーラップと上がっていったときのクロスの精度が武器なので、どんどん出していきたいです」と誓う。
昨年、所属するC大阪U-18はプレミアリーグチャンピオンシップを制して高校年代日本一に輝いた。「先輩方が強くて、チームのコンセプトを良く理解していた。ボクと同じポジションの先輩がプロになっていて、その先輩のことをずっと見ていたので先輩に負けないように頑張りたいです」と舩木。キャプテンマークを巻いてチャンピオンシップ勝利に貢献し、トップチーム昇格も決めたDF温井駿斗は越えなければならない目標だ。
「まだまだ先輩と比べると、足らないところばかり。これからもっと頑張ってやっていきたいです」。持ち味のキック、オーバーラップを活かして所属チームの勝利に貢献し、代表でも経験を積んで先輩越えを果たす。
(取材・文 吉田太郎)
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