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今季初白星もACLへ気を引き締める柴崎「3勝すれば可能性がある、まず1勝」

ゲキサカ / 2015年4月3日 22時4分

[4.3 J1第1ステージ第4節 鹿島3-1鳥栖 カシマ]

 日本代表から戻ったばかりのMF柴崎岳がチームを今季公式戦初勝利に導いた。

 鹿島アントラーズは前節、名古屋グランパスと引き分け、公式戦の連敗は5でストップしたが、今季の白星はまだなかった。FWダヴィやMF小笠原満男を怪我で欠き、さらにU-22代表のDF植田直通とFW豊川雄太が欠場。厳しい台所事情の中、A代表の柴崎とDF昌子源が強行出場し、この試合に臨んだ。

 鹿島は前半7分に先制され、鳥栖のハードワークに苦しんだが、柴崎の正確なパスなどで鳥栖の体力を消耗させると、迎えた後半19分に柴崎のFKからMF金崎夢生がヘディングシュートを叩き込み、同点。さらに同31分にはMF土居聖真が獲得したPKを柴崎が決めて、逆転に成功し、その2分後にも柴崎のパスからMF遠藤康が追加点を挙げ、3-1で逆転勝利をおさめた。

「厳しい時期だった。やっと1勝を挙げれて良かったです」と素直に勝利を喜んだ柴崎。この試合では1ゴール2アシストと全得点に絡み、チームを勝利に導いた。「仲間の助けもあって3点取れた。非常にいいゲームだった」と笑顔で満足げに試合を振り返った。

 今季初勝利を挙げたが、週明けの7日にはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループリーグ第4節で広州恒大(中国)をホームに迎える。「ACLもまだ勝ててないので、今日の1勝で流れをつかんで、3勝すればまだまだ可能性があると思うので、まず1勝。広州恒大にホームで勝って、ACLもいい流れで行きたい」と、鹿島の主将は気を引き締めた。
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