「アンブロGACH1-TR【ガチトレ】キャンプ」四中工、G大阪ユース相手に健闘の三田学園、2大会連続兵庫準Vから一歩踏み出す

[3.15 アンブロGACH1-TR【ガチトレ】キャンプ順位リーグ 高松北高 2-3 三田学園高 J-GREEN堺]

　3月15日、フットボールと「ガチ」で向き合うユース年代のプレーヤーたちが自身とチームの成長を目指す第1回「アンブロGACH1-TR【ガチトレ】キャンプ」関西大会の最終日が行われ、三田学園高(兵庫)は最終戦で高松北高(香川)に3-2で競り勝った。

　昨年の選手権予選、そして新人戦でいずれも兵庫県準優勝という成績を残している三田学園。大会初日の予選リーグでは四日市中央工高、ガンバ大阪ユースAという全国屈指の強豪と戦った。結果は0-2、2-4のスコアで2連敗だったものの、G大阪ユース戦ではMF加藤航平のスルーパスなどからFW坂井優太が2ゴールをたたき出すなど、選手たちにとっては手ごたえを掴む初日だった。主将のGK高見栄佑は「組み合わせ聞いてから楽しみにしていて、いざやってみたら一人ひとりの個人能力の差とかチームとしての差とか感じた。でも、その中で通用する部分、できない部分がはっきりした部分もある。今後のいい機会にしていきたい」と前向きだった。

　迎えた2日目の高知中央高戦は坂井の2ゴールやエースFW吉岡晟弥がGKをかわして決めたゴールなどによって6-0で快勝。続く高松北戦では終盤に反撃を受けたものの、坂井の2得点とFW青木達哉のゴールによって3-2で競り勝った。メンバーを入れ替えながらも最終日は連勝。「特別何かをやろうということより、日ごろの練習でやっている1タッチプレーを出すことだったり、最近試合でも立ち上がりに失点したので集中して入ること、相手関係なく自分たちのやるべきことをやろうと考えていた」と高見が振り返る「アンブロGACH1-TR【ガチトレ】キャンプ」で自分たちの実力と課題を学んで大会を終えた。

　昨年、今年とチームはあと一歩のところで県タイトルを逃している。「あと1勝」を果たすために選手たちはより意識高く日常に取り組んできている。高見は総体予選へ向けて「個人の能力の向上、1対1の強さ。チームとしては、今やっている1タッチでボール動かして攻めて行くということを高めたい」と力を込める。チームの目標は全国4強。坂井は「今まで準優勝続いているので優勝して、全国ベスト4目指しているので(県大会を)通過点に・・・それは言いすぎですけれど、優勝したいと思います!」。今回の「アンブロGACH1-TR【ガチトレ】キャンプ」を今後、歴史を変えるための糧にする。

(取材・文　吉田太郎)▼関連リンク
「GACH1-TR 11」キャンペーン開催中
第1回アンブロGACH1-TR【ガチトレ】キャンプ特集ページ