[全日本大学選抜]最初で最後の選考を終えたDF山田「手応えより課題ばかり」
ゲキサカ / 2015年4月23日 14時15分
[4.22 強化試合 全日本2-1浦安 西が丘]
全日本大学選抜へ昨年9月以来の招集となった法政大DF山田将之(法政大3年=青森山田高)は浦安との強化試合後、「見ているだけでもレベルは高いと思ったが、実際にやってみてもレベルの高さをすごく感じて、収穫よりも課題がたくさん見つかった」と話した。
山田は昨年9月に行われたU-21日本代表との強化試合の際に、全日本大学選抜へ初招集されるも怪我で辞退。今回はそのとき以来の招集ということで、全日本でプレーするのは初めてだった。法政大のチームメイトは一人もいないという状況。合宿初日には、青森山田高時代の先輩にあたるMF差波優人(明治大4年=青森山田高)や同期のDF室屋成(明治大3年=青森山田高)が声をかけてくれたという。
同選抜の神川明彦監督は山田について、「ずっと全日本へ呼んでみようと思っていたが、怪我をしてしまったり、関東選抜ABから外れてしまったり、選びたいのに選べない状況だった」と説明。ようやく“最終選考の場”で手元へ呼ぶことができたと語った。
この日は、1本目と2本目の最終ラインへ入ってプレー。相手の攻撃をカットしたほか、競り合いで高さをみせるシーンもあったが、細かなミスなど実力を十二分に発揮するには至らなかった。「競り合いは自分の長所でもあるので、負けられないと思っていた。そこは出せたんですけど、自分の責任で失点してしまい、1点が必要になったとき、もっとセットプレーなどで貢献していかないと。長所は磨かれない」と振り返る。
「チーム(法政大)の中では一歩、二歩などある程度サボっても、そこを突かれない部分がある。それでもここで選抜の選手たちと一緒にDFラインを組んでみて、一歩や二歩の隙をしっかりと突き詰めてやっている選手が多かった。最後の最後までやりきることだったり、技術面もそう。もっと上へ目を向けて、練習からやっていかないといけない」と反省も述べた。
ユニバーシアード競技大会は7月に行われ、正式メンバーは5月上旬に発表される。最初で最後の選考の場を終えた山田は「下を向いてもいられないので。これを機に上を目指して、まずはチーム(法政大)に貢献したい」と表情を引き締めていた。
(取材・文 片岡涼)
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