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大久保1G&レナト2G!ホーム通算100勝の川崎Fが暫定2位に浮上

ゲキサカ / 2015年4月26日 0時55分

大久保1G&レナト2G!ホーム通算100勝の川崎Fが暫定2位に浮上

[4.25 J1第1ステージ第7節 川崎F3-0甲府 等々力]
 
 リーグ最多得点(13得点)の川崎フロンターレとリーグ最多失点(12失点)のヴァンフォーレ甲府による一戦は、川崎Fの攻撃力が爆発、3-0で快勝した。2試合連続で勝ち点3を積み上げた川崎Fは、暫定ながら2位に順位を上げている。

 公式戦5戦負けなし(3勝2分)の川崎Fは、FW小林悠が3月22日以来1か月ぶりに先発に復帰。FW大久保嘉人とともに2トップを組んだ。22日のナビスコ杯・新潟戦(2-2)で公式戦の連敗を6で止めた甲府は、40歳のベテランDF土屋征夫がリーグ戦初出場。3バックの一角に入った。
[スタメン&布陣はコチラ]

 試合開始からボールを握る川崎Fの最初のチャンスは9分、DFエウシーニョがMF中村憲剛につないだボールは、小林を経由して再びエウシーニョへ。PA内でボールを受けたエウシーニョは左足でシュートを試みるが、GK荻晃太の正面をついてしまった。

 ショートパスをつないで攻めるの川崎Fと、5-3-2の守備ブロックをつくって守る甲府。ボール支配では圧倒するものの決定機はつくれない川崎Fは前半30分、敵陣でボールを奪ったMF大島僚太が狙いすましたミドルシュート。しかし、ボールはゴールマウスをわずか上を行った。直後には甲府が反撃。MF阿部拓馬が左サイドでエウシーニョとの1対1を制してクロスを入れると、ファーサイドでフリーになっていたMF松本大輝が合わせたが、シュートはゴールマウスを捉えることができず、チャンスをものにできない。

 試合が動いたのは、前半38分。中村がPA内の小林に鋭いボールを入れる。これはDFに当たってしまうが、再び中村の元へと渡ると、フリーになっていたFW大久保嘉人にパスを通す。これを大久保が右足で流し込み、エースの2試合連続弾で川崎Fが先制に成功する。

 後半に入っても川崎Fペースは変わらない。6分、中村が右サイドを飛び出したエウシーニョにボールを合わせると、エウシーニョの折り返しを小林が右足で狙うもシュートに勢いはなく追加点には至らない。それでも同14分、大島のパスを大久保がヒールで落とし、中村からPAのMFレナトへ送る。左足から放たれた強烈なシュートは、カバーに入ったDFに当たってゴールネットを揺らし、点差は2点に広がる。

 3点目を狙う川崎Fは、34分には大久保が単身ドリブルで持ち上がり左足でシュートを放ったが、これはGK荻に阻まれてしまう。45分には途中出場のFW船山貴之に決定機。レナトが左サイド深い位置から折り返したボールを合わせたが、ゴールならず。2-0のまま終了するかと思われた後半アディショナルタイム、レナトが個人技で3点目を奪い3-0にして試合終了。

 第7節にして初の無失点で90分を終えた川崎Fは、勝ち点を14に伸ばすと、この日試合のなかったG大阪をかわして2位に浮上。敗れた最下位の甲府は戦績は1勝6敗となり、苦しい戦いが続いている。

(取材・文 奥山典幸)
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