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海自厚木なかよしが3位決定戦を制してシード権獲得:全国自衛隊サッカー大会

ゲキサカ / 2015年4月26日 21時15分

海自厚木なかよしが3位決定戦を制してシード権獲得:全国自衛隊サッカー大会

[4.26 全国自衛隊サッカー大会3位決定戦 海自厚木なかよし 1-0(延長)陸自習志野 味フィ西]

 第49回全国自衛隊サッカー大会は26日に味の素フィールド西が丘で最終日を迎え、3位決定戦は延長戦の末に海自厚木なかよしが1-0で陸自習志野を下した。大会上位3位には次回大会の全国大会出場権が与えられる。

 海自厚木なかよしは、先発11人に20代が1人しかおらず、平均年齢が32.45歳というベテランチーム。主将を務めた池田洋一(2曹・神奈川大出身)は「みんな、連戦で疲れていたので90分で勝ちたかったけど、しっかりと守って失点ゼロというのは、狙い通り。体力が落ちてしまったので、内容的には酷かったかもしれないけど、結果には満足している。予選から出ると(同じ神奈川県の)高等工科学校みたいに年齢がふた回りも下のチームと対戦しなければいけなくて、毎年苦労している。シードがあるのとないのとでは全然違う」と疲労感をにじませながら、次回大会の予選免除を喜んだ。

 試合は、連戦の疲労を感じさせるスローペースで進んだ。前半は、20分に海自厚木なかよしのMF水沼功(3曹・宇都宮学園高出身)のシュートがクロスバーをたたく場面があったが、両チームともシュートシーンが少なかった。後半に入ると、両チームとも頻繁に選手を交代。7日間で5試合という連戦の影響を感じさせながらも、球際では激しく競り合った。前半は、海自厚木なかよしがパスを回してペースをつかんでいたが、後半に入ると陸自習志野が反撃。敦谷高大(士長・札幌大出身)や渡邉修宏(3曹・郡山商業高出身)のミドルシュートで応戦した。海自厚木なかよしも、途中出場の松岡遼馬(2曹・国際学院大出身)がパワーショットを連発。互いに相手を崩しきれない中での打ち合いが続いた。海自厚木なかよしは、後半終了間際に池田のロングパスを右サイドから松岡が折り返し、FW前田直樹(2尉・札幌新川高出身)が狙ったが、相手GKの好守に阻まれた。

 試合は90分では決着がつかず、10分ハーフの延長戦に突入。陸自習志野は、渡邉が驚異的な運動量を示して盛り返そうとしていたが、延長後半6分にアクシデントに襲われた。海自厚木なかよしは、小田倉将恭(2曹・水戸葵陵高出身)が蹴った左CKを池田が得意のヘディングで折り返し、途中出場の長身DF市村淳(3曹・流通経済大出身)がシュート。ゴール左へ外れる軌道だったが、スライディングでブロックに飛び込んだ陸自習志野の太田隆司(士長・東久留米総合高出身)に当たったボールは、ゴールに吸い込まれた。これが、PK戦突入が濃厚かと思われた試合展開に終止符を打つ決勝点となった。

 陸自習志野は、前回大会で8年ぶりに陸自勢として決勝に進出。2年連続の4強入りと存在感を示したが、来年は予選からのエントリーとなる。今大会では前回3位の空自3補や、若手が揃う防衛大が4強入りを逃しており、来季の関東予選は組み合わせによってはし烈を極めることになりそうだ。

(取材・文 平野貴也)

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