FC東京4連勝、仙台5連敗…武藤が今季2度目の1試合2発「チームメートに感謝」
ゲキサカ / 2015年5月6日 21時9分
[5.6 J1第1ステージ第10節 仙台2-3FC東京 ユアスタ]
FC東京が敵地でベガルタ仙台に3-2で勝利した。3点リードの終盤に2失点し、暫定首位に浮上するチャンスは逃したが、4連勝で首位浦和と同勝ち点の23まで伸ばした。仙台はリーグ戦5連敗、公式戦っは6連敗となった。
序盤は仙台がチャンスを作り続けた。前半9分にはFWウイルソンの右クロスがファーサイドでこぼれると、走り込んだMF野沢拓也がボレーで合わせるが、シュートは豪快にクロスバーを叩く。同26分にはウイルソンがエリア内でDF吉本一謙にファウルを受けてPKを獲得。しかしウイルソンのPKはGK権田修一に見事に止められ、先制点とはならなかった。
すると流れとは徐々にFC東京に傾き出す。そして前半34分、左サイドからのFKを獲得したFC東京は、DF太田宏介のキックにファーサイドから飛び込んだDF森重真人がダイレクトボレーで合わせて蹴り込む。少ないチャンスを確実にものにしたFC東京が試合を動かした。
後半に入ると完全に勢いが逆転する。まずは後半3分にゴール前に上がったMF米本拓司がDF二見宏志に倒されPKを獲得。こちらのPKはFW武藤嘉紀が確実に決めると、同7分、今度は太田のクロスを武藤が左足ボレーで蹴り込み、あっという間にリードを3点に広げた。
後半はチャンスらしいチャンスを作れずにいた仙台も43分、FJKの流れからDF石川直樹がボレーシュートを蹴り込み、ようやく1点を返す。さらに同45分にはFW金園英学が詰めたボールは前に出た権田に防がれたが、こぼれ球をFWハモン・ロペスが蹴り込み、立て続けに得点を奪った。しかし追い上げも及ばず、連敗ストップまでは届かなかった。
FC東京の武藤の1試合2ゴールは、開幕戦以来今季2度目。通算8得点は、ランキング1位のG大阪FW宇佐美貴史に1点差に迫った。「立ち上がり本当に厳しかった。権田選手始め、DF陣が体を張ってくれていた。自分たちは何とか得点を取って、助けたいなと思っていた」と試合を振り返ると、得点シーンについては「1点目は米本選手がPKを譲ってくれた。とても感謝している。2点目は太田選手が自分のマイナスの動きを見てくれていて合わせるだけだった。今日はチームメートに感謝しないといけない」。そして4連勝したチーム状態については、「チームとしてハードワーク出来ている。このままホームアウェー関係なくしっかり勝ち点を積み重ねていければいいなと思います」と手ごたえを語った。
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