J3第10節…首位攻防戦は山口に軍配、小塚&島屋のホットラインで2得点

　J3第10節が6日に全国各地で開催された。2年目を迎えたJ3はJ2から降格したカターレ富山、昨季J3を戦った11チーム、そしてJFLから昇格したレノファ山口を加えた13クラブによって覇権が争われる。

　注目の首位レノファ山口FCと2位SC相模原による天王山は、前半をスコアレスで折り返すと後半6分に試合が動く。MF小塚和季のスルーパスから抜け出したMF島屋八徳が鮮やかにネットを揺らして山口が先制。さらに同40分に再び小塚のパスから島屋が決めてリードを広げた山口が、2-0のまま逃げ切って首位を守った。

　JリーグU-22選抜をホームに迎えたAC長野パルセイロは、前半25分にDF松原優吉のロングスローの流れから、FW佐藤悠希が決めて先制に成功。さらに同40分にはPA内でMF都並優太が倒されて得たPKを、佐藤が落ち着いて決めてリードを2点差に広げた。後半は追加点こそ生れなかったものの、J-22にも得点を許さずに2-0の完封勝利を収めた長野が2位に浮上している。

　3位のFC町田ゼルビアは福島ユナイテッドFCと1-1で引き分けて4位に後退、5位のガイナーレ鳥取はFW中山仁斗のゴールでグルージャ盛岡を1-0で下して町田と勝ち点で並んだ。Y.S.C.C.横浜から2-0の完封勝利を収めたカターレ富山は初の2連勝を飾り、FC琉球が2-0でブラウブリッツ秋田を下している。なお、藤枝MYFCの今節の試合はなかった。

第10節試合結果

5月6日(水)
盛岡 0-1 鳥取 [盛岡南]
富山 2-0 YS横浜 [富山]
山口 2-0 相模原 [維新公園]
琉球 2-0 秋田 [沖縄県陸]
町田 1-1 福島 [町田]
長野 2-0 J-22 [南長野]

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