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FC東京FW武藤「練習は、試合で最高のパフォーマンスを出すための準備」

ゲキサカ / 2015年5月14日 13時50分

FC東京FW武藤「練習は、試合で最高のパフォーマンスを出すための準備」

 ほんの数か月前まで大学生だった男は、今や世界屈指のメガ・クラブがオファーを送るまでとなった。FC東京のFW武藤嘉紀。現在、Jリーグで圧巻のパフォーマンスと個の力を誇示している22歳は、どのようにして自身を磨いてきたのか。そのプレーの原点ともなる練習への意識について聞いた。

練習は、試合で最高のパフォーマンスをするための準備
練習でできないことは、試合でできません

――開幕前に「得点王」という目標を掲げてシーズンを迎えました。5節の湘南戦を終えてチームは首位、自身も5試合で4ゴールという結果です。
「良いスタートを切れたという手応えはあります。チームとしてこういう良い結果が出ていることは、自分自身、嬉しく思いますし、自分も得点を重ねられていることについては肩の荷が下りるというか。プレッシャーもありますが、とにかくチームを勝たせるためにプレーしようと、今は心掛けています。自分のゴールで勝利を手繰り寄せられる試合が多くなれば多くなるほど嬉しいです。今回、首位になっていることには達成感があるというか、まだ何も成し遂げてはいないのですが、それでもチームとして良い雰囲気であることには変わりないですね」

――好調の要因は何でしょうか?
「監督が2年目で戦い方がチームに浸透していることがあります。とにかく、チーム全員が犠牲心を持ってプレーしている。自分自身のため、自分の欲のためにプレーするのではなく、なによりチームのためにプレーしようということが今はこういう良い状態につながっているのではないかと思います」

――武藤選手も得点を挙げるだけにとどまらず、守備面でも相手を追い掛け、ボールを引き出す動きもあり、自分でボールも運びと、献身的にものすごく多くの仕事をこなしています。
「それが自分に求められている役割なので。自分に与えられた役割があるだけ、嬉しく思います」

――チームの戦い方もあると思いますが、「前に、前に」という強い意志がプレーから感じられます。
「東京の『前に、前に』っていうスタイルもありますし、今、日本代表も同じようなサッカーをしているので、非常に自分には合っているかなと思います」

――湘南戦後に「やっとFWらしくなってきたかな」と話をしていました。あの言葉の真意は?
「もともとドリブラーだったので、やっぱり下がって行ってボールをもらいたいという気持ちがありました。でも、今のサッカーでそうしてしまうと、カウンターなど、チームに求められていることとは、ちょっと違ってしまうので、ボールを受けたいからといって下がって来るのではなく、前でしっかり張って1チャンスをモノにしたり、裏へのスペースに動き出したり、そういうゴール前での駆け引きが、だんだん身についてきたのかなと思います」

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