香川、今季限りで退任する恩師クロップへ「感謝の気持ちでいっぱい」

　ドルトムントのMF香川真司が今季限りでクラブを退任するユルゲン・クロップ監督へ感謝の言葉を述べている。ドイツ紙『キッカー』が伝えた。

　香川は今季、マンチェスター・ユナイテッドから3季ぶりに古巣に復帰したが、チームは前半戦をまさかの降格圏内で終えた。それでも後半戦に巻き返しに成功し、ヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得を争うところまで来ている。香川は、「こんなにも勝てない試合が続くとは思いませんでした。自分のパフォーマンスにも満足できません。チームにとっても、そして僕にとっても難しいシーズンでした」と今季を振り返った。

　また、今季限りで退任することが決定しているクロップ監督についても言及。「彼には感謝の気持ちでいっぱいです。2010年に僕をブンデスリーガへ導いてくれ、素晴らしい2年間を彼のもとで過ごすことができました。そして2014年には再び僕を獲得してくれました。彼のもとで成長することができましたし、いい形でクロップ監督を送り出したいです」と感謝の言葉を述べた。

　チームは残りリーグ戦2試合で来季のEL出場権獲得を目指すとともに、今月30日にはボルフスブルクとのDFBポカール(ドイツ国内杯)決勝戦を控えている。香川は残りの試合で恩師に成長した姿を見せ、最高の恩返しをすることができるか。
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