1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

揺れるシャルケ…応援拒否と大ブーイングに「奇妙な雰囲気」「心が痛む」

ゲキサカ / 2015年5月17日 12時9分

揺れるシャルケ…応援拒否と大ブーイングに「奇妙な雰囲気」「心が痛む」

[5.16 ブンデスリーガ第33節 シャルケ1-0パダーボルン]

 ブンデスリーガは16日、第33節を行い、DF内田篤人の所属するシャルケはホームでパダーボルンと対戦し、1-0で勝った。2試合ぶりの白星で来季のEL出場圏となる6位以内が確定したが、前半は多くのファンが応援をボイコットし、ハーフタイムや試合後には大きなブーイングが浴びせられるなど異様な雰囲気となった。

 ロベルト・ディ・マッテオ監督はクラブの公式サイトで「ここ数日に起きたことを受け、我々に対するプレッシャーは大きかった。それが我々にとって困難となったのは、だれの目にも明らかだっただろう」とコメント。DFジョエル・マティプも「勝ち点3を得たことはうれしいが、手放しでは喜べない。アレーナはとても奇妙な雰囲気だった」と、複雑な表情を浮かべた。

 シーズン終盤の失速で来季の欧州CL出場権を逃したシャルケは今月10日、FWケビン・プリンス・ボアテングとMFシドニー・サムに即時出場禁止処分、MFマルコ・ヘーガーにも1週間の練習および試合出場停止処分を下したことを発表。これが大きな波紋を呼び、シャルケのファングループである『ウルトラ・ゲルゼンキルヒェン』は抗議の意味を込め、パダーボルン戦前半の応援ボイコットを呼びかけた。

 実際、ホーム最終戦となったこの日、6万1973人の大観衆が詰めかけたフェルティンス・アレーナのスタンドからは前半、ほとんど応援の声が聞こえなかった。0-0で折り返したハーフタイム、後半43分のオウンゴールで競り勝った試合後は大ブーイング。マティプは「もちろん不信感を感じたよ」と率直な心境を打ち明けている。

 MFレオン・ゴレツカが「僕たち全員にとって、とても難しい状況だった。心が痛む」と言えば、MFデニス・アオゴも「入り混じった感情だ」と、EL出場権獲得にも喜び切れない様子だ。「もちろんパフォーマンスの出来に悩んでいる。現時点、とにかく上手くいかないんだ。問題だよ。先週は騒がしい日々だった。僕たちにはさまざまなことが降りかかり、チームとしても簡単なことではなかった」と、チーム内外の問題を認める。

「僕にとって、シャルケに来てから今までで最も難しい試合だった。シャルケでこのような経験をするのは初めてだ」と話すGKラルフ・フェーマンは「むき出しの感情がぶつけられるんだ。とても厳しい状況だよ。シャルケがドイツで2番目に大きなクラブだということを忘れてはいけない。会員の全員が、大きな情熱でチームを支えてくれている。でもファンの怒りが限界に達したら、このようなことになる」と、ファンの言動にも理解を示すように話していた。
●欧州組完全ガイド
●ブンデスリーガ2014-15特集

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください