延長戦の末、ユベントスに敗れたラツィオ「運がなかった」

[5.20 コッパ・イタリア決勝 ユベントス2-1ラツィオ]

　コッパ・イタリアの決勝がローマ・オリンピコで行われ、ユベントスがラツィオを2-1で下した。延長前半7分にFWアレッサンドロ・マトリが奪ったゴールが決勝点。ユベントスは1994-95年シーズン以来、20年ぶり10度目のコッパ・イタリア制覇を飾り、セリエAとの2冠を達成した。

　目前で逃した頂点の座。試合後、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、ラツィオのステファノ・ピオリ監督は「拮抗した試合だった。互いに勝利を目指して戦う中、勝つためには少しの運も必要となる。しかし我々にはそれ(運)がなかった」と敗戦を嘆いた。

　前半4分にセットプレーの流れから、DFシュテダン・ラドゥのヘディングシュートで先制するも、同11分に追いつかれた。90分では決着はつかず、延長戦に突入すると、延長前半7分に失点。1-2で試合は終わり、ラツィオは敗れた。

　しかし肩を落とす間もなく、24日にはセリエA第37節のローマ戦が控えている。勝ち点1差で上に立つ2位・ローマとのダービーを落とすわけにはいかない。セリエAも残るは2試合となり、2位争いを制したいところだ。

「今はエネルギーを取り戻し、残る2試合に向けて集中しなければいけない。我々は難しい試合で、ユーベに対抗できるというを示せた自信を持って、残り試合に臨むよ。まだシーズンは終わっていない。次はダービーと2位争いに集中する」。指揮官は前を向いた。

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