[アミノ]関東1部の慶大・中大・順大が初戦敗退…3連覇へ流通経済大は5発発進:1回戦

　アミノバイタルカップ2015 第3回関東大学サッカートーナメント大会兼総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント関東予選の1回戦が30日に行われた。総理大臣杯本大会の3連覇を目指す流通経済大は5発発進し、専修大も10発快勝を果たした。しかし一方で関東リーグ1部校では慶應義塾大、中央大、順天堂大が敗退している。2回戦はあす31日に行われる。

　総理大臣杯本大会の3連覇を目指す流通経済大は初戦で5発快勝。MF山岸祐也(4年=尚志高がハットトリックの活躍をみせると、MF渡邉新太(2年=新潟ユース)は1得点2アシストした。2回戦では日本体育大と激突する。

　早稲田大も城西国際大に5-0の完封勝利。背番号10を背負うFW山内寛史(3年=國學院久我山高)がハットトリックに1アシストと4得点に絡む大活躍をみせた。関東リーグでも好調な早稲田大は公式戦4連勝となっている。

　専修大は攻撃陣が爆発すると白鴎大を相手に脅威の10発。FW山川翔也(4年=新潟西高)とMF平信翔太(2年=日大藤沢高)がハットトリックの活躍で10-0で勝利した。GK福島春樹(4年=静岡学園高)は最後まで集中力を切らさずに完封している。

　慶應義塾大は、東京都リーグ1部所属の明治学院大と対戦。先制され、追いつくが再び離される。1-2で迎えた後半アディショナルタイム4分にルーキーMF松木駿之介(1年=青森山田高)が同点弾を決め、土壇場で2-2に追いついた。

　延長戦でも決着はつかず、試合はPK戦へ。互いに1人目は失敗し、2人目のキッカーが成功させるも失敗が続く。先攻の慶應義塾大は3人目のMF端山豪(4年=東京Vユース)、4人目のDF久保飛翔(4年=済美高)、5人目のDF宮地元貴(3年=東京Vユース)が決められない。

　明治学院大も3人目、4人目と失敗が続いたが、最終キッカーのFW廣瀬圭(3年=日大藤沢高)がしっかりと決める。この結果、明治学院大が初戦突破を果たした。

　中央大は関東2部の朝鮮大に1-2の敗戦。前半19分にGK石川拓磨(4年=旭川実業高)が一発退場。PKで先制されるも、数的不利の中でFW矢島輝一(2年=F東京U-18)のゴールで追いつく。しかし後半12分にMF金慎也(4年=北海道朝鮮)にシュートを決められると、1-2のまま試合は終了。初戦敗退となった。

　順天堂大は埼玉県リーグの平成国際大に0-1で敗れた。後半10分にMF藤原唯壱(1年=埼玉栄高)が決めたゴールが決勝点となった。