[MOM1391]守山DF浅原陸人(3年)_対野洲、対村上に1年越しのリベンジ
ゲキサカ / 2015年6月5日 9時27分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[6.4 全国高校総体滋賀県予選準決勝 守山高 1-0 野洲高 布引グリーンスタジアム]
「リベンジ成功っていう感じです」。全国的な強豪、野洲高から白星をもぎ取った守山高のDF浅原陸人(3年)は会心の表情で勝利を喜んだ。浅原は野洲の注目ドリブラー、MF村上魁のマンマークを担当。圧倒的なキープ力を誇る世代屈指のタレント相手に食らいついて離れない。時に打開されるシーンもファウルになってしまうシーンもあったが、チームメートたちと連係しながら村上を封じ、得点を許さなかった。
「本当のキャプテンが出られないということで応援席でやってくれて。全国出たら一緒にやれる可能性がある。(全国へ連れて行く)そういう気持ちでやりました。(対村上については)去年マンマークやらせてもらって。ほぼドリブルやったんでやりやすかったんですけど、今回はパスも出されてそれに追いつくのが精いっぱいでしんどかったです」と振り返ったが、攻撃力が自慢の野洲を無失点に抑えた勝利に浅原の奮闘は欠かせなかった。
雨森康監督は各選手を讃えた中で「村上を抑えた浅原。あの子は能力高いです」と特に浅原と右DF成宮惇人の貢献度の高さを口にしていた。その浅原にとって、対野洲、対村上は1年越しの雪辱を懸けた相手だった。昨年の全国総体予選準決勝で野洲戦に出場した浅原は村上のマンマークを担当。70分間を無失点で切り抜けたが、延長後半終了間際に浅原が村上にファウルしてFKを与えると、そのFKを村上に決められてチームは0-1で敗退した。その悔しさがこの一年間の努力の源。今回、無失点で終えて見事リベンジに成功した浅原は「1年間。去年ここで負けて、その1年間が実ったなという感じです」と胸を張った。
本人が「守備は絶対に負けんとこうという気持ちでいます」というように守備面には自信を持っている。昨年、そして今年も注目選手のマンマークを任されたのも、その評価、信頼の証だ。この日は村上をケアしながらも、時に味方とマークの受け渡しをして危険なスペースを埋めるなどその動きの幅の広さも印象的だった。加えて180cmと大型で1対1、コンタクトでも力を発揮する能力の高さも注目。進学校の守山は大学受験のため、例年3年生は総体予選を最後に引退しているという。その中で「やり切ってからじっくり考えようと思っている」という“注目タレントをゼロに封じた”DFが、決勝でもチームとともに全力で戦い抜いて、全国切符を勝ち取る。
(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
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