ハリル流の取材制限に本田「ポジティブに利用する」
ゲキサカ / 2015年6月9日 23時8分
8日に国内組が合流し、全選手がそろった日本代表合宿だが、同日からバヒド・ハリルホジッチ監督の要望もあり、報道陣の選手取材に制限がかけられた。これまで練習後のミックスゾーンは毎日、選手全員が通過することになっていたが、8日からはその人数を制限。11日のイラク戦(日産ス)までの3日間で、取材対応は1選手につき1回のみとなった。
日本サッカー協会は今回招集されている26選手を3分割し、8日は8人、9日と10日は各9人の選手がミックスゾーンを通ることに。これまで試合に向けた集中力を高めるため、試合2日前から原則、報道陣の取材に応じてこなかったFW本田圭佑(ミラン)だが、今回、割り当てられた取材対応日は9日。イラク戦2日前だったが、チームが定めたルールに則り、ミックスゾーンに姿を見せた。
「監督がバランスを考えての決断だと思うし、それに合わせないといけない」。自分なりの“流儀”でもあり、調整法でもあったが、「どう影響するかは分からないけど、プレーに関わる部分ではないので。監督の決断をポジティブに利用して、試合へのアプローチを変えていきたい」と前向きに受け止めている。
昨年のブラジルW杯でも事前合宿や大会期間中は選手取材の人数を制限する措置が取られたが、親善試合では異例だ。「何が正しいかは分からない。イタリアと比べるのも正解だとは思わないけど、イタリアには歴史があって、ルールもある。(イタリアでは)試合が終わったらしゃべらない選手も多いし、負けたら9割9分しゃべらない」と本田は言う。
選手が必ず取材に応じなければいけない決まりはない。たとえミックスゾーンを通っても、本田のように報道陣の呼びかけに応じない選手はいるし、それは選手と報道陣の間の“暗黙のルール”にもなっている。「だれかが規制するのではなく、歴史とともにそういうものができてくればいいと思う。自分も自分なりにルールを作って、(報道陣に)話すときは話しますから」と持論を述べていた。
(取材・文 西山紘平)
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