若手の意識ないプラチナ世代 宇佐美「僕らが引っ張っていかないと」
ゲキサカ / 2015年6月13日 21時46分
今合宿のメンバーで92年生まれのいわゆるプラチナ世代はFW宇佐美貴史(G大阪)、MF柴崎岳(鹿島)、FW武藤嘉紀(F東京)の3人。ブラジルW杯後のアギーレジャパン、ハリルジャパンで頭角を現し、今や日本代表に欠かせない存在となりつつある選手たちだ。
この日、29歳の誕生日を迎えたFW本田圭佑は11日のイラク戦(4-0)後に「若い選手が結果を出し始めている中で、それに負けないように結果を出さないと競争には勝っていけない」と危機感を口にしながら、若手の台頭を歓迎していた。
ただ、柴崎が「(自分が)若いという意識はそんなにない」と話すように、今年で23歳になるプラチナ世代は、世界的に見れば決して若くない。宇佐美も「もう23歳だし、僕らの世代がもっと出てこないといけない。上の世代に頼ってばかりではいけないし、僕らが引っ張っていく気持ちを持たないと、チームは底上げされない」と力を込める。
この日行われたゲーム形式の練習では、イラク戦と同じメンバーが主力組を構成。16日のW杯アジア2次予選・シンガポール戦(埼玉)も宇佐美、柴崎の2人は先発が濃厚だ。宇佐美はザックジャパン時代の2012年11月14日に敵地で行われたW杯アジア最終予選・オマーン戦(2-1)に招集されていたが、出場機会はなかった。柴崎を含め、シンガポール戦に出場すれば初のW杯予選となる。
過去に最も印象に残っているW杯予選を聞かれた宇佐美は、2013年6月4日に埼玉スタジアムで行われたW杯アジア最終予選・オーストラリア戦を挙げた。「一番最近だし、(テレビで)リアルタイムで見ていたので。最後、PKになって、(本田)圭佑くんがど真ん中に決めて……」。1点ビハインドの後半アディショナルタイムに本田のPKで追いつき、1-1のドローでブラジルW杯出場を決めた一戦だ。
格下相手のゲームが続くアジア2次予選。相手が引いてくることも予想されるだけに、個の力の重要性も高まる。「後ろを固められたら、個ではがすプレーが必要。ボールを回す、キープするポゼッションが大前提にある中で、相手をはがすプレーや個で打開するところがより多く出れば、崩せない相手じゃない」。宇佐美は自信たっぷりに言い切った。
(取材・文 西山紘平)
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