大久保PK失敗も…川崎Fが今季2度目の連勝、松本は4連敗

[6.20 J1第1ステージ第16節 川崎F2-0松本 等々力]

　川崎フロンターレはホームで松本山雅FCに2-0の完封勝利をおさめた。川崎Fは今季2度目の2連勝。松本は4連敗となった。

　立ち上がりから試合の主導権を握る川崎Fは前半31分、MF森谷賢太郎のパスからFW大久保嘉人がゴール前に抜け出すが、シュートはDF大久保裕樹がブロック。同39分には森谷が強烈な右足ミドルを放ったが、GKの好セーブに阻まれた。

　劣勢の松本も前半41分、カウンターからDF田中隼磨、MF岩上祐三とつないで最後はMF前田直輝がPA内左から左足でシュート。決定的な場面だったが、惜しくもクロスバーを直撃した。すると前半終了間際の45分。川崎FはPA内右に抜け出したFW船山貴之の折り返しをFWレナトがヘディングで押し込み、先制点を奪った。

　後半立ち上がりは松本が反撃に出た。ところが後半6分、岩上の右CKに合わせたMF飯尾竜太朗のヘディングシュートはチームメイトの前田に当たってしまい、ゴールならず。その後のチャンスもGK新井章太の好セーブに阻まれるなど、いい時間帯をつくりながら追いつくことができなかった。

　川崎Fは後半18分、DF車屋紳太郎の左クロスがPA内で田中のハンドを誘い、PKを獲得。大久保がキッカーを務めたが、シュートはGK村山智彦にキャッチされ、追加点とはならなかった。それでも直後の後半20分、レナトの右CKのこぼれ球をMFエウシーニョが右足で蹴り込み、今度こそゴールネットを揺らした。

　2-0と突き放した川崎Fはそのままリードを守り抜き、5試合ぶりの完封勝利。今季2度目の2連勝で順位も5位に上げている。

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