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[MOM1404]流通経済大柏DF本村武揚(3年)_指揮官「エースみたいになれ」の檄に応えるDFリーダー

ゲキサカ / 2015年6月21日 23時5分

[MOM1404]流通経済大柏DF本村武揚(3年)_指揮官「エースみたいになれ」の檄に応えるDFリーダー

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[6.20 全国高校総体千葉県予選準決勝 習志野高 0-2 流通経済大柏高 東総]

 鉄壁の守りで雪辱劇の立て役者となった。昨年の準決勝で習志野高に全国高校総体への連続出場を11でストップされた流通経済大柏高にとってこの日は雪辱戦。その流経大柏のゴール前で鉄壁の守りを披露したのがCB本村武揚(3年)だった。

 習志野が前線で入れてくるロングボールに対し、「ヘディングじゃ負けたくない」と完勝。習志野ベンチからは本村と競り合うことを避ける指示があり、試合が進むにつれて競り合いの回数は減っていたが、それでも飛んできたボールを頭ひとつ打点の高いヘディングで跳ね返し、スペースへ抜け出そうとするアタッカーを潰したCBはCB黒澤丈のコンビネーションも非常に良く、チャレンジ&カバーを徹底して無失点で“全国決定戦”での勝利へ導いた。

 前半は相手のロングボールに警戒してやや最終ラインを下げ過ぎたためにセカンドボールを拾われていたが、後半は意識的にラインを上げてセカンドボールの回収率を高めた。最終ラインの修正によってボールを握る時間が増えた流経大柏は後半に2得点。全国屈指の名門校で1年時から右SBとして先発出場を果たしていたDFリーダーは「無失点がベスト。前が獲ってくれるのを信じて集中切らさずに」守ることを意識してしっかりと勝利に結びつけた。

 リーダーの一人として自覚が増してきている。それは本田裕一郎監督からの一言でより強くなった。準決勝を控えたある日の練習で本村は指揮官から「去年から出ているのオマエだけだからもっとエースみたいになれ」と檄を飛ばされたという。本村は「(自分自身では)声出しているイメージあるんですけど、通っていない。練習で声出すのが一定の人なんで(主将の菅原)俊平、浜野(駿吾)に自分が加わっていくこと」。指揮官の一言に対する思いもあったであろうこの日は習志野の前に鉄壁の壁となって立ちはだかった。今後、DFリーダーから、プレー面でも、精神的な面でもエース的な存在へ。より自覚を持って取り組んで成長し、チームを上のレベルへ引き上げていく。

 現在はチーム事情でCBを務めているが、正確なキックの持ち主はSBとしての将来にも注目だ。「対人(の理想)はチアゴ・シウバ。そして(先輩DFの)小川諒也さんみたいに。身体能力プラス裏を読んでファウルなしでボール取ったりしたいですね」と理想像を語る注目DFが今年、名門を日本一へ導き、将来を切り拓く。

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
【特設ページ】高校総体2015

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