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[総体]3年生中心に苦しい戦い乗り越えた大阪桐蔭が3年ぶりの近畿制覇!

ゲキサカ / 2015年6月22日 21時0分

[総体]3年生中心に苦しい戦い乗り越えた大阪桐蔭が3年ぶりの近畿制覇!

[6.22 近畿高校サッカー選手権大会決勝 神戸弘陵高 0-2 大阪桐蔭高 布引陸上]

 第68回近畿高校サッカー選手権大会は22日に決勝戦を行い、神戸弘陵高(兵庫3)と大阪桐蔭高(大阪1)とが激突。大阪桐蔭が2-0で勝利し、2012年大会以来2度目となる栄冠を手にした。

 激戦区・大阪予選の首位で全国総体出場権を掴んだ大阪桐蔭。一方、県予選の準決勝で滝川二高に敗れ、出場権を逃した神戸弘陵。それぞれの立場は違うが、近畿No.1をかけた戦いだけあり、試合序盤から白熱した攻防が繰り広げられた。先に仕掛けたのは神戸弘陵。「総体予選はシュートが少なかったので、シュートを多く打っていこう」(谷純一監督)と今大会から採用するFW土井智之、FW入谷子龍の2トップにボールを集め、2人の突破力からチャンスを演出した。12分には入谷が自ら獲得したPA右でのFKを直接狙ったが、GK上田人志にパンチングでCKに逃げられ、ゴールとはならず。18分にも右CKをゴール前に転がし、DF大隅育志がミドルシュートを狙ったが枠を捕えることができない。

 上田が「前線に能力がある選手が多いので、ボールが入ると崩されてしまっていた」」と振り返ったように、出だしは苦戦した大阪桐蔭だが、「チャンスは作れていたので、いつか入るだろうなと思っていたので、集中を切らさず0に抑えればと思っていた」と焦りはなし。相手に主導権を握られながらも、機を見ては攻撃に転じ、MF清水大輝、FW田村浩都を中心にゴール前までボールを運んだが、シュート3本に終わり、無得点のまま前半を終えた。

 後半も開始早々に入谷が決定機を迎えるなど、神戸弘陵のペースで試合が進んだが、前半と同じくチャンスを活かすことができず。後半19分には左サイドでボールを受けた土井がゴール前にクロスを展開すると、ゴール前の入谷が肩でPA左に落とす。フリーで待ち受けたMF下山祥志が右足ボレーで合わせたが、枠を捕えることができなかった。

 神戸弘陵が再三の決定機を活かせずにいると、今度は大阪桐蔭が相手DFの背後に何度もパスを通し、攻勢に。流れが加速したのは20分の選手交代。FW川辺雄貴に代えて、ボランチのMF野田圭佑を投入。ボランチだった清水を前線に上げて、攻撃のスイッチを入れた。27分には「ボランチに入れば、チームがバランス良くなるし、前線に入ればチャンスが増える」(上田)という清水が早速、大仕事を果たす。右サイドでのボールキープから、DF田口創太のオーバーラップを促すと、高い位置で受けた田口がスピードのままPA右に侵入。ゴール前に入れたパスを田村が落ち着いて決めて均衡を崩した。

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