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ホーム初勝利を呼ぶ決勝ゴールの柏DFエドゥアルド「本当は折り返そうとした」

ゲキサカ / 2015年6月23日 23時23分

ホーム初勝利を呼ぶ決勝ゴールの柏DFエドゥアルド「本当は折り返そうとした」

[6.23 J1第1ステージ第13節 柏 1-0 G大阪 柏]

 本来の狙いと違う意図のあったヘッドは、値千金の一発となった。前半10分に右サイドの深い位置でFKを得た柏レイソルは、MF秋野央樹がキッカーを務める。ゴール前に入れた高いボールは、ファーサイドに流れて行った。これを追い掛けたDFエドゥアルドがヘディングで折り返す。ゴールマウスの方向へ飛んだボールは、GK東口順大に当たってゴールに転がり込んだ。

 この1点が決勝点となり、柏は今シーズンのリーグ戦ホームゲーム8試合目にして初勝利を挙げた。試合後、決勝点を挙げたエドゥアルドは「秋野が良いボールを蹴ってくれた」とアシストに感謝する。「速いボールではなかったから、自分がファーまで走り込む時間があったと思います。今日の試合では常にファーポストを狙っていましたし、そこにボールが来ると信じて走りました」。

 このヘッドが決勝点になったが、意図的なシュートではなかったと明かす。「本当は折り返そうとしたボールでした。ミートもしっかりしなかったことが幸運にもゴールにつながったと思います。ミートしなかったことで、折り返しを予想していたGKの逆を突くことになりました。角度もありませんでしたし、シュートを狙っていたわけではありません」。

 得点と同じく嬉しかったことがある。開幕戦の神戸戦(1-0)以来の完封勝利を挙げられたことだ。今シーズンの柏は、ここまで16試合を戦い無失点試合が3試合あった。しかし、開幕戦以外の無失点試合はスコアレスドローで、直近では4試合連続失点を喫していた。「このところ、ずっと失点していました。ここでゼロに抑えられたことは良かったです。相手の特徴を抑えられたことが要因だと思います」と、胸を張る。

 実際に、エドゥアルドはFWパトリックと激しく渡り合う場面があった。それでも、パトリックに得点を許さなかったのは、チーム全体の成果だと話す。「G大阪はパトリック選手だけではなく、宇佐美選手、ボランチにも素晴らしい選手がそろっています。G大阪を分析したときも、パトリック選手を警戒しようと話していましたし、警戒しなければいけないところを抑えられたことが、勝利につながったと思います。それは自分だけではなく、チーム全体でできたことだと思います」と、チームで挙げた勝ち点3だと強調する。

 AFCチャンピオンズリーグでは8強に進出している柏だが、リーグ戦では試合前15位と低迷していた。「これまでは自分たちを信じて戦うことができていませんでした。でも、今日の試合は勝てると思ってプレーしていました。良い内容の試合ができていても、結果が付いてこないことが続いていた中で、今日、良い試合をして、結果も伴ったことは、第1ステージ最終節となる次の甲府戦にもつながると思います」。ホーム初勝利を挙げた柏は、今シーズン初の連勝を目指して27日に敵地で甲府と戦う。

(取材・文 河合拓)

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