[MOM1406]滝川二MF持井響太(2年)_地元全国総体でブレイク期待のMF
ゲキサカ / 2015年6月28日 12時11分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[6.27 高円宮杯プリンスリーグ関西第7節 滝川二高 4-0 関西大一高 J-GREEN堺]
状態は確実に上向き。全国高校総体に兵庫県第1代表として出場する滝川二高の松岡徹監督が「もしかしたら夏、活躍するかもしれないです」と期待する2年生MF持井響太が攻守で存在感を示して快勝に貢献した。これまでの左サイドから、この日はトップ下で起用された持井は得意のドリブル、そしてサイドを活用したコンビネーションでチャンスメーク。後半にはスルーパスを通して4点目をアシストした。
「中盤で相手のコート入ったら自分で行っていいと言われていた。自分がキープできたら絶対に周りが空いてくると思ったので、サイドとか良く使えて良かったと思います」と持井。そのMFは守備面でもハードワーク、身体を張った守りを見せた。
攻撃力を発揮する一方、守備面、運動量は課題だった。だが、イルソーレ小野、滝川二高での先輩MF木下稜介から受けたアドバイスによって意識変化。木下は世界で戦える若き才能を発掘するプロジェクト「NIKE CHANCE」(現NIKE MOST WANED)で日本代表となり、その後サバデルBへ移籍するなど海外で学んできた経験がある。「世界でやるんやったら不得意な守備をやって、(その上で)長所を活かしていけたらいいプレーヤーになれる」とアドバイスされたことで苦手な守備を意欲的にやるようになった。周囲も感じるほどの変化。その結果、プレーの幅を広げ、より周囲からの信頼を得られるようになっている。
「攻撃面やったら宇佐美選手みたいな点を取りに行くドリブルができたり、ファウル誘うことのできるプレーヤーに。守備もできるようにしたい」。怪我もあって不調だったシーズン当初から、コンディションを上げ、また課題も改善。持ち味の攻撃力をより発揮して、この夏は地元全国総体で輝く。
(取材・文 吉田太郎)
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