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結婚の武藤に祝福メール100通届く

ゲキサカ / 2015年7月6日 9時51分

結婚の武藤に祝福メール100通届く

 FC東京からマインツ(ドイツ)へ移籍するFW武藤嘉紀は6日、FC東京小平グラウンドで自主練習を行った。練習にはF東京の山崎亨コンディショニングダイレクターが休日返上で付き合い、約1時間に渡ってみっちりと走り込んでいた。ハードなトレーニングの合間には、「ああー!!」と絶叫する場面や、「足が棒! 棒!」と山崎トレーナーに笑って訴える場面もあったが、山崎コンディショニングダイレクターはしっかりとメニューを消化さえていた。

 練習を終えた武藤は、居合わせた記者団の取材に応じて「だいぶヤマさん(山崎氏)に絞ってもらったので。良い合流ができるんじゃないかなと思います」と笑顔を見せ、練習の強度について「ヤバかったですね。心拍数マックスでした(笑)」と答えてから、山崎氏に感謝した。

「でも、ああいうのを続けていかないと、自分らしさは出せないですし、ヤマさんも休みなのにここまで駆けつけてくれて、助けてくれました。こうやって助けてくれる人たちのためにも、良い結果を出したいなと思います」

 見ている者が心配になるほど、厳しいトレーニングで自身を追い込んだのには、新天地ですぐに活躍したいという一心からだ。「完全休養にしようかなとも思いましたが、やっぱり練習をしないと怖いですし、合流して動けないと恥ずかしい。FC東京に来たときも、最初にすごく良い状態で入って、マッシモ(・フィッカデンティ)監督に『こいつ、動けるな』という印象を与えられたと思うので。最初の印象っていうのは大事だと思う。そこで良い評価につなげたいですし、休んでいると、どこか不安というのがあるので。今日、こうやって動けたことは、本当に良かったと思います」と、不安を打ち消してドイツへ迎えると話した。

 この日、武藤が自主トレを行った天然芝のグラウンドの隣には、人工芝のグラウンドがあり、かつて武藤も所属したFC東京ユースが試合を行っていた。その様子を見ながら自主トレを行った日本代表のFWは、試合を終えたユースの選手たちから激励の言葉をもらったことを喜ぶ。

「ユースの子たちにも『頑張ってください』と言ってもらえて本当に嬉しかったですし、一緒に写真も撮れたことも嬉しかったです。本当にみんなに注目してもらえているので、これで良い結果を出せなかったら申し訳ないですし、今までの自分をもう一回、初めからイチから始めて、またドイツで活躍できるように頑張っていきたいと思います」

 多くの人たちの支えを力に変えてきた武藤。4日には慶應大時代の同級生との結婚を発表、生涯のパートナーを得た。サプライズ発表後、武藤の下には多くの祝福のメールが寄せられたという。「みんなから『おめでとう』と言われました(笑)。100件くらいは来ていたかな。まだ、全然、返信できていません。嫁にも多くのメールが来ていましたが、姉の結婚式もあったので、まず姉の結婚をしっかり祝って、自分もいずれ式は挙げたいなと思います」と、祝い事が続いていることを明かした。

 このタイミングで入籍した理由については、「自分自身、あまり一人っていうのが好きではないですし(笑)。やっぱり誰かの助けがあって、ここまで来ることができたので」と、二人三脚で海外での挑戦を始めたかったと説明する。

 F東京の立石敬之GMが、「環境を問わず溶け込むのが早いのが武器」と武藤を評していたという話を聞かされると、「どうですかね。普通に外国で生活をするというのは初めてですし」と苦笑した。とはいえ、チームに溶け込む努力を怠るつもりはない。

「でも、必死にコミュニケーションはとりたいです。FC東京にいて、外国人選手が入って来た時に、やっぱり言葉の壁はありましたからね。ちゃんと伝わり切れないもどかしさがあるな、と感じていたので。そこで早く馴染めるのか。それともみんなから『アイツ、喋れないからいいや』と思われて、距離をとられてしまうのか。それは自分の努力次第だと思う。そこも、海外で結果を出すうえでは、普通のスキルかなと思います」

 言葉の端々から、すでに海外挑戦モードに突入していることがうかがえたが、武藤自身は「モードには全然、入っていない」と、大きく笑って否定した。渡欧を間近に控え、自身の原点とも言える場所でトレーニングを行った武藤は、頼れるパートナーとともに、周囲の期待も力に変えて、ドイツへと旅立つ。

(取材・文 河合拓)

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