6度目にして最後のW杯…澤穂希「一言で楽しかった」
ゲキサカ / 2015年7月7日 21時14分
表情は晴れやかだった。自身6度目にして「最後」の女子W杯を準優勝で終えた日本女子代表(なでしこジャパン)のMF澤穂希。7日に帰国すると、成田市内のホテルで取材に応じ、「終わってみて、一言で楽しかったです」と大会を総括した。
「このメンバーで戦えて、このメンバーの一員でいられたことがうれしかった。このメンバーだから、この結果が残せたと思う。良い仲間と最高の舞台で戦えたことがうれしい」
グループリーグでは2試合に先発したが、決勝トーナメントに入ってからは全試合がベンチスタート。それでも勝負どころで投入されるなど、その存在感は健在だった。
優勝した前回大会は5ゴール1アシストを記録し、MVPと得点王の2冠に輝いた。役回りこそ違ったが、「(前回の女子W杯から)4年も経てば年齢も変わるし、立場も変わる。でも、チームのために思う気持ちは変わらない」と、フォアザチームの思いはより強まった。
「先発で試合に出るのは11人だけど、その11人が良いコンディションで出るために、スタッフやサブの選手がこれだけ支えてくれているんだなと感じた。チームが一丸となって戦えたのを感じたし、いろんなことを学べた」
今年9月には37歳になるレジェンドは「最後のW杯として臨んだ」と、今大会が最後のW杯になると公言してきた。ただし、来年にはリオデジャネイロ五輪が控えている。自身5度目の五輪へ――。「今は帰ってきたばかりで、次のことは正直分からない。週末からリーグ戦が始まるので、所属チームで今回経験してきたことを生かしたい」。まずはなでしこリーグでの戦いに集中する。
(取材・文 西山紘平)
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