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ドルトムントになれなかったF東京 石川「ボールを取った後の精度とやり切るところが…」

ゲキサカ / 2015年7月11日 22時43分

[7.11 J1第2ステージ第1節 川崎F2-0F東京 等々力]

 第1ステージでチームの全24ゴールのうち、10ゴールを挙げていたFW武藤嘉紀がマインツ(ドイツ)へ移籍したFC東京。第2ステージの開幕戦となった川崎フロンターレ戦では、最前線には石川直宏、前田遼一、東慶悟の3選手が並んだ。

 最終ラインからボールをつなぐ川崎Fに対し、最前線の3人はしっかりとボールを追い込み、マッシモ・フィッカデンティ監督は「1失点目を許すまでは良い内容だった。高い位置からアタックができた。相手はビルドアップに苦労していた」と、及第点を与えていた。

 この試合、F東京にとって最大の決定機は前半13分の場面だ。最終ラインでの川崎Fのボール回しのミスから、前田がボールを奪取。フィニッシュまで持ち込んだが、シュートを枠に飛ばすことはできなかった。

 キャプテンのDF森重真人は、「前半は守備も思うようにできて、高い位置でボールを奪うこともできました。前半は良かったんじゃないかなと。高い位置でボールを取れたときに1点取れていれば、完璧な内容でした」と言い、「後半に入って少し運動量が落ちたのはありました」と、試合を振り返った。

 後半に入ると川崎Fにボールを回される場面が増え、守備を崩されて先制点を許す。さらにカウンターからFKを与えて、2点目も決められた。失点を喫してから、戦い方の明確になった川崎Fを崩せなかった攻撃面にも反省点は残るが、まずは無失点を保ち、先制点を挙げることが課題だと、F東京の選手たちは異口同音に話していた。

 石川は「前半の戦い方がベースだと思います。アグレッシブな守備だと思いますし、あそこで取り切って(ボールを)大事に攻めれば、すぐゴールです」と言い、「ある意味、ドルトムントの守備の形はチームとして意識しました。2、3人で囲んで、取ったまま前にプレーすることを意識しました。ただ、ボールを取った後の精度とやり切るところができなかったです」と、反省した。

 川崎Fは7日にドルトムントと対戦し、0-6で敗れていた。その戦い方をF東京は参考にしていたという。「監督も『あれがヒントになる』と言っていましたし、僕自身もああいう形、取ったままのスピードでゴールに迫ることはしたかった」と石川は言う。東も「前半のプレーを90分間続けてやらないといけないし、その中でゴールを目指していかないといけない。僕と直さん(石川)と(前田)遼一さんは、前から守備をしながらも、ゴールにもっといかないといけない」と、第2ステージの初戦で見えた課題を口にした

 チームの絶対的エースがいなくなり、多摩川クラシコでの黒星という形で第2ステージはスタートしたが、石川は前を向く。「しっかり引いた状態でスペースを空けておいて、そこに走り込むのは僕の役割であり、もともといた武藤の役割でもありました。ただ、今日のような形で、前から良い守備をして、しっかりボールを奪ったところからゴールに迫るところは、ちょっと見えた部分もある。セカンドステージのスタートであり、クラシコだから、今日の試合に敗れたことは痛いですけど、すぐに水曜日に試合があることが良かったなと思えるので、切り変えてやっていきたいです」と、中3日で迎える新潟戦に切り替えた。

(取材・文 河合拓)

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