[クラブユース選手権(U-18)]プレミア勢3チームの激戦区・Dグループ、唯一のプリンス勢・磐田U-18が広島ユースから勝ち点1奪う
ゲキサカ / 2015年7月22日 19時29分
[7.22 日本クラブユース選手権(U-18)大会GS第1節 広島ユース 1-1 磐田U-18 敷島補助]
夏のクラブユースチーム日本一を争う、第39回日本クラブユース選手権(U-18)大会が22日に開幕した。出場32チームが8グループに分かれてリーグ戦を行うグループステージのDグループは大宮アルディージャユース(埼玉)、セレッソ大阪U-18(大阪)、サンフレッチェ広島ユース(広島)というプレミアリーグ勢3チームと、唯一のプリンスリーグ勢であるジュビロ磐田U-18(静岡)が決勝トーナメントへの2枚の切符を争う激戦区。広島ユースと磐田U-18との一戦は、後半アディショナルタイムにオウンゴールで追いつかれたものの、磐田U-18が広島ユースを苦しめ、1-1で勝ち点1をもぎ取っている。
磐田にとっては不運な形での引き分け。だが、元日本代表DFで、今年から磐田U-18の指揮を執る田中誠監督は「(このグループの中では)個々の能力では少し劣る所があると思いますけれど、グループで、チームでというところはウチの強みでもありますし、対等にやれるということを証明できたと思います」と前向きに捉えていた。プレミアリーグ勢の“格上”広島相手に前半から決定機をつくり、守備面でも「広島さんは広げて中というのがストロングポイントだったので、サイドを消しながら縦へのボールというところはCBとボランチがプレスバックでボールを良く取れていたし、そこは凄く良かったと思います」(田中監督)という内容。前半16分には左CKをファーサイドでU-17日本代表CB森岡陸(2年)が頭で折り返して10番MF大西遼太郎(3年)が右足ボレー。これは広島の好クリアに阻まれたものの、サイドから相手の背後を突く攻撃でチャンスをつくり、38分には大西のドリブルシュートが左ポストを叩いた。
広島は主将のDF加藤威吹樹(3年)が決定的なシュートをストップするなどビッグプレーを連発。そして右MF川越理来(3年)を中心にサイド攻撃を繰り出し、柔らかいドリブルで中央突破するU-18日本代表MF長沼洋一(3年)や動き出し良く前線でボールを収めるFW加藤陸次樹(3年)がその攻撃に厚みをもたらした。23分には加藤陸の抜け出しから長沼が決定機を迎えたが、磐田GK大西聖哉(3年)が思い切り良く飛び出してストップ。広島は後半開始からギアを上げて磐田を押し込んだが、チャンスを活かすことができない。
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