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[クラブユース選手権(U-18)]新潟U-18がV候補のG大阪ユースを撃破、Hグループは大混戦

ゲキサカ / 2015年7月24日 13時9分

[クラブユース選手権(U-18)]新潟U-18がV候補のG大阪ユースを撃破、Hグループは大混戦

[7.23 日本クラブユース選手権(U-18)大会GS第2節 G大阪ユース 2-3 新潟U-18 前橋総合]

 第39回日本クラブユース選手権(U-18)大会は23日にグループステージ第2日を行い、前橋総合運動公園陸上競技場で行われたHグループの第1試合は、アルビレックス新潟U-18(新潟)が3-2で優勝候補のガンバ大阪ユース(大阪)を下した。初日に川崎フローンターレU-18に敗れた新潟にとっては、息を吹き返す1勝となった。新潟の入江徹監督は「昨日は残念な結果(川崎Fに0-1で敗戦)で、今日は勝つしかなかった。相手に力があるのは分かっていたが、取りに行かなければ勝てない。選手がよくハードワークをしてくれて良い形で前半に3つ取れて良い流れとなったことが結果につながった」と安堵の表情を浮かべた。

 試合は、押し込むG大阪に対し、しっかりと守る新潟の様相で始まった。ところが16分、新潟は右DF長谷川巧から右MF斎藤宏太、さらにFW奥直仁とサイドで縦に2本のパスをつないでG大阪のSB裏を急襲。奥がそのままゴール前へ持ち込んで先制点を決めた。G大阪ユースのセレクションには合格しなかったという奥だが「強い相手の方が燃える」と奮起。カウンターの起点となるだけでなく「相手はボランチ2人(市丸瑞希、岩本和希)が上手いので、オレと鎌田のどちらかで相手を見て、フリーで蹴らせないように考えていた」と守備面でも貢献した。

 一方、なかなか崩しきれないG大阪は、FW高木彰人が強引な突破からシュートを狙うが、新潟はDF佐久間理央のスライディングやGK阿部航斗のセーブで難を逃れた。そして27分、ロングパスに合わせて走った奥が、バウンド処理を誤った相手DFの背後でボールを受けて左サイドに流れながら中央へパス。しっかりとフォローに走っていたFW鎌田啓義がゴールへ押し込み、追加点を奪った。さらに32分、DF有田光哉のロングパスで奥が抜け出し、ドリブルで持ち込むと再び鎌田へパス。鎌田が自身2点目を決めてリードを広げた。

 G大阪は、ジュニアユース世代で全国大会3冠に輝いた世代が中心。対する新潟はJFAプレミアカップ、日本クラブユース選手権U-15の準決勝でG大阪に夢を断たれた経緯がある。鎌田は「今度こそ絶対に勝ってやると思っていた。ガンバが相手ではチャンスはそうそう訪れない。決めるべきところは決めなければいけないと意識していた」と高い集中力で臨んでいたことを明かした。思わぬ展開となったG大阪は、36分に高木が際どいドリブルシュートを放つが、新潟のGK阿部がセーブ。40分にはFW武田太一のパスからドリブルで抜け出した左MF食野亮太郎がGKをかわすビッグチャンスを作り出したが、すかさずカバーに入った新潟のDF佐久間にカットされた。

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