「初心」で新天地へ…酒井高徳インタビュー「篤人くんはお兄さんみたいな存在」
ゲキサカ / 2015年7月27日 7時0分
今シーズン、シュツットガルトからハンブルガーSVへ完全移籍した日本代表DF酒井高徳。昨季は最終節まで熾烈な残留争いに巻き込まれ、自分自身も出場機会を失うなど、苦しい1年となった。アルベルト・ザッケローニからハビエル・アギーレ、そしてバヒド・ハリルホジッチへとバトンをつなぐ日本代表においても、サイドバックの競争は激化の一途をたどっている。ドイツでの5シーズン目を前にした酒井高徳の胸中は――? ゲキサカが直撃インタビューした。
苦しんだシーズン
立ち返った初心
―昨季は厳しい残留争いでしたが、ラスト3試合に3連勝して劇的な1部残留を決めました。
「チームとしては良かったり悪かったりの繰り返しで、最後の最後まで安定しなかったですね。ここで勝ち点を取れたらというところで取れなかったり、勝ち切らないといけないところで引き分けたり、そういう試合が多かった印象が強いです。勝ち切ることの大事さは今回の経験であらためて感じました」
―第3者から見ていると、奇跡的な残留のようにも思えました。
「奇跡でしたよね。終盤の対戦相手にも恵まれましたし、一方で残留を争うライバルの対戦相手は強敵が多かったという点でも恵まれていました。最後の3試合で3連勝しましたが、連勝はこのときが初めてでした。終盤は直接対決で勝てば順位が逆転できる相手が続いたので、本当に恵まれた奇跡だったかなと思います」
―酒井選手自身、シーズン最後の9試合は出場機会がありませんでした。しかし、チームには勝ってほしい。複雑な心境だったのではないですか?
「試合に出たいというのはもちろんありました。でも、僕が出なくてチームの結果が出たわけでもなかったので、本当にチームとして難しい状況なんだなと思いましたね。そういうときに選手がふてくされるというのはよくある話ですが、いかにそうならずに、チームの和を乱すことなく、しっかり練習するか。交代で入ったらどういうプレーでチームに貢献するか。常にそういうことを考えていました。
残留争いでは一体感やチーム力が大事になりますが、そういうチームのまとまりをラスト3試合から5試合は選手全員が感じていたと思います。チームをしっかり支えるというか、サブの選手もちゃんと準備ができているんだぞという状況をつくれたことが、チームにも良い影響を与えていたのかなと思います」
―結果的に最後の出場となったレバークーゼン戦で酒井選手は失点に絡み、後半途中で交代。チームも0-4で敗れました。
「ディフェンダーとして、失点に絡んでしまったら良い印象を与えられないのは確かです。1点ならともかく、2点、3点と絡んでしまったので……。(試合途中で)代えられるかなというのは、自分でも覚悟していました。ただ、自分をかばうわけではないですけど、『(失点に絡むような大きなミスは)あの1試合だけだった』と自分では思っています。
この記事に関連するニュース
-
欧州で“日本人株高騰”「かなり評価されている」 森保ジャパンSBが移籍市場での変化を実感
FOOTBALL ZONE / 2024年9月4日 18時10分
-
U-17W杯のメンバー入りを逃した悔しさは忘れていない。U-18日本代表DF斉藤秀輝(大宮U18)が掴んだ確かな自信と大きなモチベーション
ゲキサカ / 2024年8月26日 19時53分
-
「やっぱりタイトルを獲りたい」ライバルからの移籍、G大阪の司令塔・鈴木徳真が考える優勝へのステップ「一喜一憂せず、切り替えの早さが大事」
超ワールドサッカー / 2024年8月23日 12時0分
-
「4番を背負ってガンバにタイトルを」10年ぶりのリーグ優勝へ、覚悟の背番号変更を決断したG大阪DF黒川圭介の決意「ガンバクラップを1回でも多く」
超ワールドサッカー / 2024年8月22日 18時0分
-
すべてが違ったイタリアでの苦労談 鎌田大地が明かす、選手も驚く「アンリアル」な出来事
FOOTBALL ZONE / 2024年8月20日 6時10分
ランキング
-
1宮田笙子、パリ五輪辞退を謝罪「深く反省しております」両足首、腰負傷も出場 復帰に涙止まらず「本当にうれしい涙」
スポーツ報知 / 2024年9月7日 17時26分
-
2米メディアも大谷翔平の一発に歓喜「我々は史上最高の活躍をリアルタイムで目撃」MLBはX5連投
スポニチアネックス / 2024年9月7日 14時32分
-
3巨人劇的勝利で首位キープ! 19残塁拙攻も延長12回オコエがサヨナラ弾 阿部監督“鳥肌”ジャンプ
スポニチアネックス / 2024年9月7日 18時45分
-
4【全日本】最強タッグの名曲『オリンピア』セルジオ・メンデスさん悼む声 和田京平氏「あれを聴くと1年が…」
東スポWEB / 2024年9月7日 20時2分
-
5大谷翔平「45―45」でも…殿堂入りの元本塁打王がMVPに猛反対「MLBはいつも言い訳」
東スポWEB / 2024年9月7日 14時38分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください