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[SBS杯MOM]静岡ユースDF村松航太(清水ユース)_「ぶっ倒してやる!」という気持ちでU-18代表阻んだ「王国の城塞」

ゲキサカ / 2015年8月15日 20時0分

[SBS杯MOM]静岡ユースDF村松航太(清水ユース)_「ぶっ倒してやる!」という気持ちでU-18代表阻んだ「王国の城塞」

[SBSカップ・ゲキサカ・マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.14 SBS杯国際ユース大会第2節 U-18日本代表 1-2 静岡ユース 草薙陸]

 U-18日本代表の攻勢を「王国の城塞」が阻んだ。SBSカップ国際ユース大会第2戦。静岡県の高校生選手で構成される静岡ユースがU-18日本代表と対戦。大会の裏メインカードとも言える対戦で、清水エスパルスユースのCBが際立った存在感を示した。

 この試合、静岡の最終ライン中央に構えたのは170cmの村松航太と188cmの立田悠悟(共に清水ユース)という凸凹コンビ。U-17日本代表にも招集された期待の大器・立田を村松が操縦するという絶妙な連係でU-18日本代表の攻撃を遮断した。

 二人の関係性の基本は「高さのある自分が前でつぶして、(村松)航太くんがカバーする」(立田)というもの。ただ、試合の中では村松が前に出るシチュエーションも当然あり、かつてはその関係性がうまくいかなかったともいう。ただ、立田は「航太くんがいるから、いまの自分がいる」と断言するほどパートナーに心服しながら、欠点の克服に努めて日進月歩。「(立田は)カバーリングが本当によくなった」と川口敬則監督も称賛する進化を見せたことで、このコンビの完成度は飛躍的に上がった。

 一方、村松はと言えば、この試合に臨む気迫がまず違った。「相手には前に(年代別代表などで)一緒にプレーした選手もいたので、『俺も絶対に負けねえぞ!』という気持ちだった」と言いつつ、「でも、俺らは格下だから」とあえて“下から目線”で、「チャレンジャーとして『ぶっ倒してやる!』という気持ちを持っていた」と言う。

 いざ試合が始まると、声でラインを統率しつつ、激しく体をぶつけることもいとわずにプレーでチームを鼓舞。個の能力で上回る相手に、ガッツと連係で対抗し続けた。中でも途中出場のFW小川航基(桐光学園高)には「速いし、本当に強い」(立田)、「初めてやったけれど、エースのオーラがある」(村松)と手を焼いたが、それでも決定的シュートを1本に抑え込み、逃げ切りに成功した。

「代表を倒す」という大会最大の目的を果たした静岡の川口監督は試合後の記者会見で「勝って興奮している」と正直に言いつつ、「2CBは本当によく相手のクロス攻撃に対応してくれた」と賛辞を惜しまなかった

(取材・文 川端暁彦)

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