湘南DF遠藤、連戦も何のその「成長するきっかけにしたい」
ゲキサカ / 2015年8月16日 23時19分
[8.16 第2ステージ第7節 浦和 1-0 湘南 埼玉]
日本代表を経験した22歳の目の前には、東アジア杯をともに戦ったメンバーが、この日は対戦相手としてピッチに立っていた。浦和にはFW興梠慎三、MF武藤雄樹、DF槙野智章、GK西川周作と東アジア杯を戦ったメンバーが4人。湘南ベルマーレDF遠藤航は、「そこまで意識はしませんでしたが、一緒に戦った選手と対戦できるのはうれしいこと。自分の良さを出せるように努力しました」と話した。
特に武藤とはマッチアップすることが多くなったが、「相手のクロスへの入り方を警戒していたし、ゴール前で仕事をさせないことを意識していました」という言葉どおり、タイトな守備で浦和の背番号19に簡単には自由を与えない。武藤をシュート1本、ノーゴールに抑えたことで「最低限の仕事はできたと思う」としながらも、「できれば基点を作られないような守備をしたかった」と課題も挙げた。
東アジア杯では代表初招集ながらも3試合すべてに先発出場を果たした。チームは未勝利に終わったが、ピッチに立ったこと、そしてA代表を経験したことで多くのことを感じたようだ。
「A代表の選手と一緒にやることで、練習に対する意識の高さや雰囲気を感じることができました。湘南でも意識を高く持って練習に取り組めているので、それは続けて行きたい。あとアジアと対戦することでフィジカル的な差を感じたので、そこはもっともっと成長させていきたいです」
そして、代表選手だからこそ味わうこととなる過密日程や連戦も前向きに捉えている。「体のキツさを感じなくもないですが、代表に入る選手は連戦を戦っていかないといけないので、慣れていく必要があります。ただ、それは自分にとってプラスのこと。自分が成長するきっかけにしたい」と視線を上に向けて話した。
(取材・文 折戸岳彦)▼関連リンク
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