[adidas cup in Fukuoka]全4試合完封勝利!ルーテル学院下した東海大五が初代王者に!
ゲキサカ / 2015年8月23日 12時26分
[8.20 adidas cup in Fukuoka決勝戦 東海大五高 3-0 ルーテル学院高 グローバルアリーナ]
今冬の全国大会出場を目指す強豪8校が優勝を争った「adidas cup in Fukuoka」の決勝戦が20日に行われ、東海大五高(福岡)とルーテル学院高(熊本)が激突。東海大五が3-0で快勝し、夏の強化の場として新設された「adidas cup in Fukuoka」の初代王者に輝いた。
東海大五はこの夏から新たに打ち出したハイプレスによって「adidas cup in Fukuoka」全4試合完封勝利。平清孝総監督が「前線からプレスをかけてという形に切り替えてから、得点は1点に終わっても、守り切れるというか、攻め切れるというか、そういうイメージができている」と語ったように、決勝でも東海大五は前線からのプレッシングによってルーテル学院のパスコースを断ち切って思うような攻撃をさせなかった。
これまでは「まったりが多かったですね。ボール持ってかわしてシュートではどうしても潰される場面が多かった。そこで早い段階でボールを持って速く行こうかと」と取り組んだハイプレス。最終日は35分ハーフで涼しかったということもあったが、それでも走り切った。同じく走力を武器とするルーテル学院・小野秀二郎監督も「プレッシングに対する全員の意欲感というか、モチベーションが向こうの方が上だった。襲い掛かって、奪うんだというような」と東海大五との差を口にし、「それに対してウチは冷静に剥がすとか、プレスに来たやつの背中を取るとか、それをずっと言っていたけれど舞い上がってできない。疲れてできない」と力を出せなかったことを残念がった。
最終的に3点差がついたが、ルーテル学院にも十分に勝機はあった。今大会初戦で4ゴールをたたき出しているFW馬場直樹が相手の脅威に。セカンドボールに鋭く反応し、ドリブルで一気にゴールへ迫って利き足と逆側の左足でも強烈なシュートを打ち込んだ。そして1年生MF江崎巧朗と強いキャプテンシーでチームを引っ張るMF今吉晃平のダブルボランチ中心に東海大五に食い下がる。だが、東海大五は期待の2年生FW及川翔五や幅広い動きで貢献していた右MF大久保健弥が相手のプレッシャーを剥がしてゴールへ近づいて行く。試合開始直後に「キックにミスがないし、身体の入れ方も速い」と平総監督が推すCB高橋健の左CKをファーサイドから飛び込んできた注目CB山内一也が先制ヘッドを決めた東海大五は1-0で前半を折り返した。
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