[関西U-16~Groeien~2015]崩しの応酬は興國が野洲に快勝、トップチームのリベンジ果たして首位浮上

ゲキサカ / 2015年8月28日 6時24分

[関西U-16~Groeien~2015]崩しの応酬は興國が野洲に快勝、トップチームのリベンジ果たして首位浮上

[8.27 関西U-16~Groeien~2015第8節 野洲高 0-5 興國高 伊勢ヴィレッジA]

 27日、関西地域の強豪10校の1年生たちが長期にわたるリーグ戦を通して成長を目指す「関西U-16~Groeien(育てる)~2015」第8節が伊勢フットボールヴィレッジで行われ、7位の野洲高(滋賀)と2位・興國高(大阪)との技巧派軍団対決は5-0で興國が快勝。興國は勝ち点19で並ぶ神戸弘陵高を得失点差で1点上回り、首位で28日の最終節(対奈良育英高)を戦う。

 勝敗以上に「どちらが上手いか」「どちらがよりチャンスをつくるか」の勝負でもあるという野洲と興國との戦い。この日はともにAチームに絡む選手たちが不在だったが、前半から互いに多彩な崩しからチャンスをつくり合う。その攻め合いはMF村岡正梧が「ミズノカップでトップチームが負けているんで、絶対に負けないようにしようと思いました」という興國が5-0で快勝。ミズノカップIN熊本でトップチームが1-3で敗れている雪辱を果たした。

 立ち上がりはボールを失った後切り替え速くプレスがハマっていた野洲が押し気味に試合を進める。インターセプトから攻撃に繋げていたCB前田潤が「中盤に球が収まってサイドに散らして攻めることができていた」という野洲はテンポよくボールを動かしたが、「途中から自分らのミスで入れられたりして向こうにペースが行ったと思います」(前田)。ミスから苦しい展開を強いられてしまう。

 一方、GKから攻撃をつくる興國は大型ボランチ村岡、10番MF景山豪、ドリブル鋭いMF小倉明斗の中盤のトライアングルを軸としたパスワークに、スピードのあるサイドアタッカーを活かしたオープンスペースへのボールを交えて攻める。そして前半20分、右サイドを突いたFW西口智大の折り返しを小倉が右足でゴールへ沈めて先制。さらに村岡のPKで加点した興國は33分にも相手のミスを突いた西口が抜け出し、対応したDFをかわして右足シュートを決める。

 前田が「やってて他のチームと違って逆取ったり、そこにパス出すん?という意表を突くプレーが野洲の持ち味。(Aチームと同じように)ボールを止めずに、人とボールが動いて攻める」という野洲もコンビネーションによる崩しから反撃。右サイドのスペースからMF岡田直也やSB中島聖が抜け出して決定機に絡む。1トップの大型FW馬場創大もアクセントに攻める野洲は前半終盤にはDFを外してスルーパスを配球するMF宮本直生のラストパスから得点機を迎えたが、興國GK福田大悟のビッグセーブやCB森下啓太郎のシュートストップにあって得点することができない。逆に興國は後半にも西口と左SB更家紳矢が決めて勝ち点3を獲得した。

 興國はU-16日本代表との練習試合での活躍を評価されてU-16代表入りしたCB塩崎悠司、U-15日本代表候補のトレーニングに参加したFW大垣勇樹と年代別日本代表を経験している1年生がおり、彼らはAチームでプレー。村岡が「刺激になっていますね」と語ったように、身近な選手が入った年代別代表も大きな目標になっている。刺激を受けながら日々を過ごしてきたチームはこの「関西U-16~Groeien(育てる)~2015」でも結果を残して首位で最終節へ。村岡は優勝を懸けた奈良育英戦へ向けて「あと1個勝ち点を確実に取れるようにしていきたいです」と意気込んだ。

 一方、野洲は選手、コーチングスタッフが「まだまだ」と声をそろえたように、個のテクニック、判断力のレベルアップを徹底していく。プレッシャーのなかで技術を発揮するための貴重な経験の場となった「関西U-16~Groeien(育てる)~2015」は残り1試合。最終節へ向けて、前田は「前半の最初から自分らのペースで後半の最後まで戦い抜く」と誓っていた。

[写真]興國は小倉の先制ゴールなどで快勝

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
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