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待ち焦がれた舞台…西川「喜びを感じながらプレーしたい」

ゲキサカ / 2015年9月2日 21時12分

待ち焦がれた舞台…西川「喜びを感じながらプレーしたい」

 ようやく出番が巡ってくる。長年、日本代表のゴールマウスを託されてきたGK川島永嗣が招集外となり、翌日行われるロシアW杯アジア2次予選カンボジア戦のスターティングメンバーにはGK西川周作が名を連ねることになるだろう。招集メンバーが発表された時点で西川は、「自分がしっかり結果を残さないといけない2試合になると思って代表に合流した」と並々ならぬ決意を抱いていた。

 カンボジア戦が行われる埼玉スタジアムは、所属する浦和のホームスタジアム。埼スタで行われる代表戦でスタートを任されることは初めてとなるが、「普段、自分がプレーしているスタジアムでプレーできるのは非常にうれしいし、誇りにも思っています。シンガポール戦をベンチから見ていたので、ピッチに立ちたいと思っていました」と喜びを表した。

 W杯予選の出場は11年11月に行われたアウェー北朝鮮(●0-1)以来となる。久し振りのW杯予選となるが、「代表のユニフォームを着てプレーすること自体、常に意識は一緒です。日本の皆さんの期待はどの試合でも感じられるので、たくさんの方の声援を受けながらプレーできる喜びを感じながらプレーしたい」と他の試合と変わらないスタンスで臨もうとしている。

 シンガポール戦同様に相手が守備に重心を置くことで、西川のプレー機会は限られるかもしれない。しかし、「ボールが自分のところに来なくても、しっかり声を出して試合に入っていきたい。Jリーグでもボールが来ない試合はあるので、その経験を踏まえて声を出していきたい」と自分のできることをやり、チームに貢献しようとしている。

 ハリルジャパンはここ4試合未勝利と結果を残せていないが、西川は「逆にチャンスだと思っている」と意気込みを示す。「ここで勝てればアウェーに良い形で乗り込めます。無失点で勝てるように頑張りたい」。久し振りのW杯予選、慣れ親しんだスタジアムで自らの存在価値を証明する。

(取材・文 折戸岳彦)
●ロシアW杯アジア2次予選特集

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