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[adidas cup in Sendai]「最後まで『富岡は強かった』と言われるように」富岡はマジメに、走り続けて選手権へ

ゲキサカ / 2015年9月3日 22時7分

 その武器をこの試合でも発揮した富岡は1点差のまま食らいつくと後半26分、右FKから千葉が同点ゴール。そして29分には高橋裕司が左サイドから鮮やかな右足シュートを決めて逆転した。池田が「マジメっすね。走りますね。みんな(能力は)平均的。だから、その分頑張っていますね」と説明する富岡が3-2で逆転勝利を飾った。

 飛び抜けた選手こそいないが、誰が出場してもレベルを落とさない戦いができることも強みだ。その中でボランチ陣の献身的なディフェンスや素材感のある大型DF根本拓実、高橋ら最終ラインの粘り強い守りで接戦に持ち込んで、「去年から出させてもらっているのでそういう経験を出したい。運動量を活かして裏を取っていきたい」という池田や「ヘディングは結構強いんですよ。収めようとするところはできつつある」と佐藤監督が評する千葉らを起点に、後方から追い越す動きやサイドで数的優位をつくってからの崩しで少ないチャンスをものにする。

 選手権予選で県内最大のライバル・尚志高に勝利して全国舞台に立つことができるか。佐藤監督は「能力低くてもやっていることはスゲエし、持っているものを引き出してやりたいなと思っている。だからデカい声出しながらやっている(微笑)。最後に尚志とやらせたいという思いがある。選手権勝ち上がっていくことで力着けていくじゃないですか。オレも楽しみですよ。どれくらいできるか」。

 池田が「強いチーム、普段やらないチーム県外のチームとやれて良かったです。夏の遠征で出た課題が改善できていない。でも、自分たちの良さであるマジメな部分は出せていると思うのでもっと出していきたいです」と語った「adidas cup in Sendai」は今後への糧。今秋、仙台の地で身に着けた力も発揮して再び「強い富岡」を示す。

(取材・文 吉田太郎)

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