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[メニコンカップ]U-15のオールスター戦はWESTが勝利、奥野が最優秀選手賞に

ゲキサカ / 2015年9月14日 10時42分

[メニコンカップ]U-15のオールスター戦はWESTが勝利、奥野が最優秀選手賞に

[9.13 メニコンカップ2015 ALL EAST 2-3 ALL WEST パロマ瑞穂ラグビー場]

 日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会で活躍した選手が、東西に分かれてしのぎを削る「メニコンカップ2015 日本クラブユースサッカー東西対抗戦(U-15)」が13日に、愛知県のパロマ瑞穂ラグビー場で行われた。

 今年で、21回目を数える今大会は、過去に細貝萌(ブルサスポル)や原口元気(ヘルタ・ベルリン)といった海外組を始め、槙野智章(浦和)、宇佐美貴史(G大阪)らも参加してきたJリーガーの登竜門とも言える存在。WESTを率いたG大阪ジュニアユースの鴨川幸司監督が、「レベルの高い選手同士が緊張感を持って、試合できる貴重な機会。試合前に、『ショーではない。勝負に拘れ』と選手に伝えていた」こともあり、開始から白熱した展開が繰り広げられた。

 序盤から一進一退の攻防が続く中、先に試合を動かしたのはALL EAST(東軍)。「(本間)至恩と二人で『一旦ボールを当てて、受け直した方が良い』などと試合中でも小まめに、話合っていた」(MF榊原慧悟、横浜FMジュニアユース)ことで、即席チームとは思えない程、息の合った崩しを見せて、ALL WEST(西軍)の守備を翻弄する。前半14分には、中央をMF水多海斗(FC東京U-15むさし)、榊原と素早く繋いで、PA左にパスを送ると、FW中丸流佳(横浜FMジュニアユース)の折り返しから、最後は本間が左足シュートを決めて先制に成功。続く18分にも、中央からのスルーパスに抜け出した中丸がGKと1対1のチャンスを迎えたが、WESTのGK天野友志(清水ジュニアユース)に阻まれた。

 対するWESTも20分に、左後方からドリブルを仕掛けたDF桑原海人(福岡U-15)がPA左外で、倒されFKを獲得。このチャンスをMF杉田迅(京都U-15)が直接、ゴール左下に沈めて、同点に追いつく。試合を振り出しに戻したものの、以降はEASTの流れ。「身長が低くても、自分が出来ることを証明しようと思っていた」という146cmの榊原と、160cmの本間を中心とした攻撃に手を焼いたが、WESTはDF河合哲太(G大阪ジュニアユース)を中心に冷静に切り抜け、前半を終えた。

 後半もEASTのペースで流れは変わらず。後半1分には、本間が中央でボールを奪い、前線にスルーパスを展開。PAでフリーとなった中丸がシュートを狙ったが、タイミング良く飛び出したGK林祥太郎(C大阪U-15)に防がれてしまう。チャンスを作りながらも、EASTが追加点を奪えずにいると、次第に流れはWESTの下へ。「相手のちっちゃい選手が上手かったので、そこを抑えてショートカウンターを狙っていた」というMF奥野耕平(G大阪ジュニアユース)ら5人を後半から投入して攻撃を活性化させると、12分にはFW久保勇大(G大阪ジュニアユース)の右クロスからFW藤原志龍(徳島ジュニアユース)がヘディングシュートを見舞う。この一撃はゴールネットを揺らせなかったが、直後の13分に藤原がGKとの1対1を決めて逆転に成功する。EASTも30分に交代で入ったばかりのFW室井彗佑(横河武蔵野ジュニアユース)が決めて再び試合を振り出しに戻したが、36分、WESTは中盤でボールを受けた奥野が前線に浮き球パスを出すと、飛び出したGKよりも先にFW服部航平(京都U-15)が触り、ボールはゴール方向に転がる。これは、惜しくも左ポストに直撃。それでも、「地味なプレーやけど、服部の持ち味が出たプレー。泥臭いけど、欠かせない動き」(鴨川監督)で服部がこぼれ球を拾うと、PAでフリーとなった久保に繋いで3点目を奪った。このまま3-2でWESTが勝利。最優秀選手賞には奥野が選出された。

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