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[国体少年男子]切り替えて臨んだ後半に連続得点、復権目指す静岡県が佐賀県との初戦突破

ゲキサカ / 2015年9月27日 21時47分

[国体少年男子]切り替えて臨んだ後半に連続得点、復権目指す静岡県が佐賀県との初戦突破

[9.27 国体少年男子1回戦 佐賀県 0-2 静岡県 上富田スポーツセンター多目的グラウンド]

 第70回国民体育大会「2015紀の国わかやま国体」は27日、U-16世代で争う少年男子サッカー競技が開幕した。少年男子で最多となる優勝23回(選抜チームとしての優勝は20回)を誇る静岡県は佐賀県と対戦。2-0で勝ち、石川県と戦う2回戦へ進出した。

 FW鈴木魁人(清水ユース)は「ミーティングで過去の大会とか(映像を)見せてもらって、数々の名選手が優勝や準優勝を成し遂げている。最近はそれがなくなってきて、自分たちが取り戻さないといけないと思っている。静岡のサッカーをもう一度見せつけられるようにしていきたい」。昨年は初戦で大分県にPK戦で敗れて同県史上初となる2年連続の初戦敗退。かつて91年から4連覇、7年連続決勝進出などトップレベルに君臨し続けていたサッカー王国の復活を目指して戦う静岡がまずは初戦を突破した。

 佐賀はMF柳迫仁(龍谷高2年)が動きながらボールを捌き、俊敏性の高さを活かして突破を図るFW大坪蘭(鳥栖U-18、1年)や馬力のある動きを見せるMF井上元(鳥栖U-18、1年)が静岡の守りを破ろうとする。これをCB宮田和哉(JFAアカデミー福島U18、2年)中心に封じた静岡はMF山原怜音(JFAアカデミー福島U18、1年)やMF吉田峻(清水ユース、1年)がボールに多く絡んで動かすと、前線、2列目の4選手がテクニカルな崩し。28分には右サイドからのワンツーでPAへ割って入ったMF滝裕太(清水ユース、1年)が左足シュート。35分には左サイドを破ったMF白井海斗(清水桜が丘高1年)の折り返しを宮田が決定的な形で合わせる。だが、佐賀守備陣はシュートをブロックして得点を許さない。

 GK森景太(龍谷高1年)の好セーブや対人で強さを発揮する左SB藤松航矢(鳥栖U-18、1年)に突破を阻まれるなど無得点で前半を終えた静岡だが、清水商高時代に高校日本一に輝いている鈴木伸幸監督(桐陽高)が「力あるんで、彼らは。前半から切り替えて自分たちで『こうしよう』とすることができる。攻撃のグループの選手は誰が出てもいろいろな形がつくれるのが強み」というチームは後半開始からエースFW中野優太(清水ユース、2年)を投入。攻撃に変化を加えた静岡はチームのベースである前線からの積極的な守備が先制点をもたらす。

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