[MOM1501]神奈川県MF村田聖樹(川崎F U-18、1年)_サポート役務める普段から選抜チームで主役級の活躍
ゲキサカ / 2015年9月29日 0時16分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.28 国体少年男子2回戦 神奈川県 2-0 大分県 上富田スポーツセンター多目的グラウンド]
神奈川県は所属する川崎フロンターレU-18で先発を担うMF村田聖樹(1年)が同学年との戦いで一段階上のプレーを示して初戦突破に貢献した。同じ年の選手たち相手には負けられないという思いも本人は持っていたが、経験値で上回るMFはドリブルで相手を剥がし、前半終了間際には「GKもある程度出ていた。流れ変われればいい」と右足ミドルをゴールマウスに直撃させる。
そして後半4分、中央のMF堀研太からのパスを右サイドで受けると、右足シュートをゴール左隅へねじ込む。「トラップがちょっと外に流れて相手も流れたのに対してニアに寄っていたので、うまく体ひねってファーに流すことができた」。納得の一撃でチームにリードをもたらした。
重田征紀監督も「献身的にできますし、技術的にも高いし、フィニッシュまで持っていく力がある。きょうは良かったんじゃないですかね」と高く評していた村田。所属する川崎F U-18ではボランチを努め、三苫薫や岸晃司といった全国トップクラスの攻撃陣をサポートする立場にいる。「俺行かなくても点入っちゃうので。すごい選手たちがいるのでいい形で当てられるように」と意識している川崎F U-18でのプレーから神奈川県選抜では、トップ下の位置で攻撃センスの高さを発揮。周囲も驚く弾丸ミドルや技ありの先制ゴールを打ち込むなど攻撃の中心として相手の脅威になり続けた。
小学生の頃は右SBで中学時代はボランチや左SH。「それぞれのポジションで自分の中でも楽しみを見つけられた」という村田はトップ下のポジションでも得点力や献身的な守備を発揮している。本人はチームにいい声がけができず、チームが間延びしてしまっていたことを反省。それでも「前で勝負できる選手になっていきたい」という目標を持つMFが新たなポジションでも活躍し続けて、今後もチームに白星をもたらす。
[写真]後半4分、神奈川県MF村田が右足で先制ゴール
(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
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