[国体少年男子]福岡県が開催地・和歌山県を3-0撃破!初優勝ヘ王手!!
ゲキサカ / 2015年10月1日 7時8分
[9.30 国体少年男子準決勝 和歌山県 0-3 福岡県 上富田スポーツセンター球技場]
第70回国民体育大会「2015紀の国わかやま国体」少年男子サッカー競技は30日、準決勝を行い、開催県の和歌山県と福岡県との一戦は福岡がMF南里慧斗(筑陽学園高2年)の先制ゴールとFW佐藤凌我(東福岡高2年)の2ゴールによって3-0で快勝。初優勝に王手を懸けた福岡は10月1日の決勝で神奈川県と戦う。
福岡の木下直洋監督(八幡高)は「関東、関西のそういう強い相手でも(自分たちが取り組んできたサッカーが)できるように証明しようと言っていた。だんだん良いイメージで決勝まで来ることができた。昨日よりも、さらにタイミングが合ってきている。選手が代わってもイメージを共有している」と試合ごとに内容が向上していることを認めていた。初の準決勝を戦う和歌山が疲労の色濃く、運動量を欠いた部分があったことは確か。それでも、福岡は指揮官の言葉通り、精度が向上している連動性高い崩しで再三和歌山DF陣の背後を取り、3-0での勝利に結びつけた。
福岡は前半17分、MF青木真生都(東福岡高1年)の左CKを中央へ飛び込んだ南里が右足ダイレクトで押し込んで先制点。1トップの俊足FW佐藤が起こしたアクションに連動して2列目からギャップを突くパスが出てくる福岡はさらに23分、MF福田湧矢(東福岡高1年)を起点にスピードあるパスワークで青木、MF平田怜(福岡U-18、1年)へとボールを繋ぎ、最後は平田のスルーパスに斜めの動きで走りこんだ佐藤が右足1タッチでゴールへ沈めた。
地元の大声援に後押しされてPK戦の末に勝利した山梨県との準々決勝まで3試合を勝ち抜き、初の4強入りを果たした和歌山だが、中村大吾監督(和歌山北高)が「動けなかったです。100パーセント、90パーセントの戦いならばまだ良かったかもしれないけれど、120パーセント3試合で4回目はできなかったです」と語ったように、DFラインをはじめとした選手たちが思うように動けず、中盤で相手に前を向かれてしまった和歌山は福岡のパスワークの前に決定的なシーンをつくられてしまう。
それでも、地元観衆の前で意地を見せる和歌山はGK森下尚人(和歌山北高2年)が鋭い飛び出しでDFラインの背後をカバー。ゴール前までボールを運ばれ、前半だけで14本のシュートを浴びたが、2失点でとどめた。そしてMF和田広矢主将(和歌山北高2年)の左FKをCB中兀成生(和歌山北高2年)が頭で合わせ、MF山田汰寧(東大阪大柏原高2年)のラストパスを和田が左足叩くなど反撃する。
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