[国体少年男子]「これからの和歌山にすごく意味のある1勝」開催県・和歌山が3位に!!
ゲキサカ / 2015年10月2日 22時55分
[10.1 国体少年男子3位決定戦 兵庫県 1-2 和歌山県 上富田スポーツセンター球技場]
第70回国民体育大会「2015紀の国わかやま国体」少年男子サッカー競技3位決定戦で開催県の和歌山県が中学3年生FW中川裕仁(C大阪 和歌山U-15)の決勝ゴールによって兵庫県に2-1で逆転勝ち。3位で大会を終えた。
「和歌山の歴史をまたひとつ変えることができた。銅メダル、表彰台ですから。これからの和歌山にすごく意味のある1勝だったと思います」。試合後、選手たちに胴上げされた中村大吾監督(和歌山北高)は感慨深げな表情で勝利を喜んだ。
今大会の和歌山は地元の声援の後押しを受けて躍進。初戦で優勝候補の一角だった東京都に競り勝ち、2回戦の岡山戦では逆転勝ちを果たした。そして山梨県との準々決勝を延長戦の末に制して初の4強入り。歴史を塗り替えたが、前日の準決勝で福岡県に0-3で敗戦。目標に掲げてきた優勝が消え、選手たちは泣き崩れた。選手たちの気持ちの落ち込みは激しく、指揮官も「大変でしたよ」と振り返ったほど。それでもバスから笑顔になることに努め、夜に宿舎で一発芸大会やエアホッケーのトーナメント大会を行うなど、活気を取り戻したチームはこの日、勝利への強いモチベーションをもって3位獲得に挑戦した。
前半12分、兵庫は左サイドを突破したFW今岡陽太主将(大阪桐蔭高1年)の折り返しが和歌山DFのオウンゴールを誘って先制。だが、和歌山は14分、右SB家本大渡(初芝橋本高1年)のクロスからPAで左SB田畑篤郎(C大阪 和歌山U-15、中学3年)が粘ると、そのパスを受けたMF和田広矢主将(和歌山北高2年)がマークをわずかに外して右足シュートをねじ込む。早い時間帯に追いついた和歌山は強豪・兵庫相手に堂々の戦い。FW古川健人(桐蔭高1年)の前線からの守備やスライディングで相手のパスをカットするCB中兀成生(和歌山北高2年)、またMF尾崎僚(和歌山北高1年)やCB上田尚輝(和歌山北高2年)が出足のいい守りを見せると、20分には左サイドで攻守に存在感を放つ和田の突破からMF木村波生(和歌山北高2年)がシュートを放つ。29分にもゴール前の混戦から田畑が決定的な右足シュートを打ち込んだ。
兵庫もMF谷川勇磨(神戸U-18、1年)が遠目の距離からシュートを狙い、今岡が相手の背後を取りにかかる。また右SB前川智敬(神戸U-18、1年)、左SB宮田健太郎(神戸U-18、1年)が正確なクロスやフィードを見せるが、和歌山の守備は崩れない。和歌山は後半、今大会最多得点者のFW丸畑紘杜(東大阪大柏原高2年)や和田がスピードに乗った仕掛けでゴールへ迫り、15分にはMF山田汰寧(東大阪大柏原高2年)がクロスバー直撃のミドルシュート。兵庫も27分にMF竹村史明(神戸弘陵高1年)のループパスから今岡がループシュートを狙うが左ポストをかすめて外れてしまう。
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