1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

[選手権予選]「まずは県予選優勝」攻守にタレント揃う矢板中央、全国4強越え、その先への第一関門を9-0快勝:栃木

ゲキサカ / 2015年10月17日 21時43分

[選手権予選]「まずは県予選優勝」攻守にタレント揃う矢板中央、全国4強越え、その先への第一関門を9-0快勝:栃木

[10.17 全国高校選手権栃木県予選2回戦 佐野東高 0-9 矢板中央高 日光丸山公園サッカー場]

 第94回全国高校サッカー選手権栃木県予選は17日、2回戦を行い、3連覇を狙う矢板中央高はFW森本ヒマン(3年)のハットトリックの活躍などによって佐野東高に9-0で快勝。矢板中央は24日の準々決勝で足利工大附高と対戦する。

 ともに184cmの長身を持つ星キョーワァン主将(3年)、川上優樹(3年)という高体連屈指のCBコンビとMF坪川潤之(3年)や森本ら全国上位と言えるほど充実したタレント。いずれもJクラブが注目していた彼らを筆頭にGK渡辺優三(2年)ら下級生含めてチームのスケール感は大きく、高橋健二監督は全国4強入りした09年度のチームと比較しても「タレントはあの時よりもいる。狙えるチームだと思います」と期待を寄せる。だが、夏の総体予選は決勝でライバル・佐野日大高の前に0-2で敗退しており、指揮官も「とにかく油断しないで、栃木を突破して全国へ行きたい」と県予選突破に集中。かつてFW富山貴光(現大宮)やFW湯澤洋介(現栃木)を擁した08年度は県決勝でシュート20本以上を放ちながら敗れ、全国ベスト4翌年で期待値の高かった10年度も県決勝で敗れているだけにスタッフ、選手に慢心はなく、川上は「(矢板中央は)『良い』『良い』と言われている時はあまり勝てていないらしいので。(だからこそ)自分たちは乗り越えて全国に行きたい」と誓った。

 その矢板中央の今大会初戦。雨の中で始まった試合は前半4分、矢板中央がいきなり試合を動かす。右SB古家秀太(3年)の右クロスをファーサイドの森本が圧倒的な打点から放ったヘディングシュートでネットを揺らす。さらに8分には左サイドから崩し、最後は森本が残したボールをMF伊藤心(2年)が弾丸ミドルで決めて2-0とした。この日対戦した佐野東は11年に佐野女子高から男女共学化された創部5年目のチーム。先発11人中8人が下級生という若いチームだったが、0-2からはかなり落ち着いて守ることができるようになり、1年生FW中野聖也のキープ力を活かした速攻からMF落合恵太(3年)やMF湧川マキシ(2年)までいい形でボールをつなぐなど攻め返す。

 だが矢板中央は取り組んできたテンポの速い攻撃でサイドへボールを運び、MF茂呂圭輔(3年)の突破や右SB古家のクロス、そしてセットプレー含めて発揮したゴール前での高さで相手をねじ伏せる。36分には右サイドを切れ込んだ古家の折り返しをFW澤野祐輝(2年)が右足シュート。このこぼれ球を澤野が自らゴールへ蹴りこむと、38分には古家の右アーリークロスをDFの背後から飛び出した森本が頭でプッシュして4-0と突き放す。さらにアディショナルタイム突入後の41分にも古家の高精度クロスからゴール前でDF2人に競り勝った茂呂が頭でゴールへ押し込んで5-0とした。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください