1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

[選手権予選]昨年決勝のリベンジ!「下手くそ」と言われ続けてきた世代の西目が14回目の全国へ王手!!:秋田

ゲキサカ / 2015年10月23日 12時12分

[選手権予選]昨年決勝のリベンジ!「下手くそ」と言われ続けてきた世代の西目が14回目の全国へ王手!!:秋田

[10.22 全国高校選手権秋田県予選準決勝 新屋高 1-2 西目高 八橋陸上競技場]

 第94回全国高校サッカー選手権秋田県予選は22日、準決勝を行った。前回大会決勝の再戦となった新屋高対西目高戦はFW鈴木瀬央(3年)と左SB伊藤輝(3年)のゴールによって西目が2-1で勝利。3年ぶり14回目となる全国大会出場へ王手を懸けた西目は24日の決勝で秋田商高と対戦する。

 西目のCB山崎嘉樹主将(3年)が「去年、自分も出ていてPKで負けてしまって、本当に悔しくて、組み合わせ決まった頃から新屋とやったら絶対勝つぞと思って練習していました」と語り、畠山啓監督も「年代が違うと同じ相手でも内容もサッカーも全然違うんですけど、去年決勝で破れているので、借り返して秋商への挑戦権を取ろうと」臨んだ因縁の新屋との準決勝。西目が持ち味のスピードあるサイド攻撃を発揮して競り勝った。少ないタッチ数でショートパスを繋ぎながら攻撃を組み立てる新屋に対し、西目は「幸いテクニックはあまりないんですけどスピードは前三枚はある」(畠山監督)という鈴木瀬、右FW林拓弥(3年)、左FW長谷川光(3年)のスピードを活かして相手のラインを押し下げ、サイドから林、長谷川の突破とコンビネーションで新屋の守りを崩しにかかる。

 また、思い切りのいい出足で相手の攻撃を潰す高橋紘平(3年)とこちらも対人で強さを発揮する山崎の両CB中心に、押し込まれる時間帯もしっかりと凌いでいた西目が前半35分に先制する。西目は鈴木瀬が中央での素晴らしいターンでDFを振り切り、左サイドへ展開。長谷川のクロスにMF伊藤玲央(2年)が飛び込むと、こぼれ球を鈴木瀬が右足で蹴りこんで先制した。西目は39分にも食いついてきたDFを伊藤玲が振り切り、最後は鈴木瀬のスルーパスから伊藤玲が決定的な右足シュートを放つ。新屋は185cmの大型GK佐々木和之(3年)が失点シーンの際に相手と交錯した影響か、前半終了と同時にGK竹田駿哉主将(3年)と交代するアクシデント。一方、先制した後、サイドを起点に自分たちの時間帯を続ける西目は後半7分にも左クロスから伊藤玲の放ったヘディングシュートがクロスバーを叩いた。

 新屋も9分、右サイドを縦に割って入ったFW熊谷琢登(3年)のクロスをファーサイドでフリーの10番FW斉藤大成(3年)が右足で叩く。また交代出場のGK竹田がファインセーブを連発してチームを勇気づけた。だが西目は後半29分、右SB渡辺十夢(3年)の右クロスのこぼれ球に反応した左SB伊藤輝が右足ダイレクトのミドルシュート。これがゴール左サイドネットへ突き刺さるスーパーゴールとなった。ムードメーカーという伊藤輝の圧巻の一撃にチームは大盛り上がり。ベンチのコーチ陣が控え選手たちよりも速くタッチラインへ駆け寄り、殊勲の背番号13と抱擁するなど精神面でも大きなゴールとなった。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください